【ニューヨーク=島田峰隆】オバマ米大統領は17日正午(日本時間18日午前2時)、ホワイトハウスで国民向けに演説し、1961年から国交を断絶しているキューバと国交正常化交渉を始めると発表しました。今後数カ月のうちにキューバの首都ハバナに大使館を設置するとしています。 (関連記事) キューバの体制転換を狙って半世紀以上続けてきた米国の敵視政策が破綻したことを示すとともに、米国の対キューバ政策の歴史的な転換となります。 オバマ氏は「時代遅れの手法を終わらせ、キューバとの関係正常化を始める」と表明。「この50年が示したのは、孤立させる政策が機能しなかったということだ」と米国の政策の誤りを認めました。 ホワイトハウスによると、両国政府間の高官交流を近く開始します。さらに▽キューバのテロ支援国家指定の見直し▽キューバへの渡航や送金の緩和▽米製品の輸出を一部の分野について容認―などを行います。 キューバ
![米・キューバ国交正常化へ/米大統領表明 敵視政策が破綻](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8510216a130e7d5e9d1c2a4860958f4849328594/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.jcp.or.jp%2Fakahata%2Fweb_img%2Fakahata-kakusan.jpg)