アルジェリアの事件に関しては、一言だけ言っておきたい。 それは、今回の出来事と日本政府の対応が、福島原発の事故に関するものと同じに見えるということだ。 福島の原発事故は、現在も実際には収束の目処がまったくたたない中、危険な被曝労働がいつ果てるともなく続けられている。周辺住民の人たちも、健康で安心の出来る生活を断念するのでなければ、いつ元の土地での暮らしに戻れるか分からない状態である。 被曝の被害と危険は、増大しながら続いているのであり、実際には日本中の人たちが、日々その脅威にさらされて生きているのだ。 それなのに、今の自民党政権は福島の事故を無かったことのようにして、原発政策を推進し続けようとしている。多くの有権者も、それを支持している(投票の棄権という仕方も含めて)のが実情だ。 それは、国も資本(電力会社や財界)も、「国際社会」(核の体制を維持したい人たち)とやらも、これまで得てきた権益