ロナルド・ドーア(Ronald Philip Dore 1925年生れ)は 英国で日本語を学び、25歳になった時(1950年)に東京大学へ留学し 日本の経済や社会構造、資本主義の比較研究をした社会学者で 知日派として知られています。 そのロナルド・ドーアがNHKテレビ番組「100年インタビュー」に出演し 日本型資本主義について語っているのを見ましたが とても興味深い内容でした。 番組の冒頭で ドーア(85歳)は「最近の日本人は将来に対する希望を必要以上に失っており“しょげている”」と語っていましたが “しょげている”という日本語を話せる高い日本語能力に先ず驚かされました。 ドーアは 番組の中で日本の社会や経済について 概略 次のように語っていました。 1.社会のあり様として「個人主義的社会」と「共同体的社会」の二つがある。 2.欧米(アングロサクソン)の「個人主義的社会」に対して 日本は農