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衆院選
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資金調達について「これに全部書いてあるよ!」っていうブログを書きました。 記事の後半では、「宮田の Nstock のマイページ」のスクショも公開しているので、よければ最後まで読んでいってください。 余談ですが、カバー写真はオフィスから徒歩30秒の路地裏で、おしゃれコーヒー屋さん、クラフトビアバー、昭和の喫茶店などが立ち並んでる通りです。いい街なんですよね。 30億円調達しました 外部の VC さんから資金調達を実施しました。自分がエクイティ調達に関わったのは、SmartHR がユニコーン企業となった2021年以来、3年ぶりです。プレスリリースはこちら。 調達額は30億円。投資家は WiL、Coral Capital、千葉道場ファンド、ALL STAR SAAS FUND、East Ventures の5社です。(敬称略) 30億円はすべて第三者割当増資です。着金後のいまが1番借入れをしやす
ごぶさたしております、Nstock / SmartHR の宮田です。 最近は Nstock のコーポレートブログで書くことが多く、個人ブログで書くのはひさしぶりです。そしてひさしぶりの SmartHR ネタです。 SmartHR の取締役会の話 SmartHR 社の取締役会には、社内取締役 5名、社外取締役 6名、事務局メンバー若干名に加えて、株主であるVCからもオブザーバーとして数名が参加しています。 その参加者の1人に、シニフィアン小林さん(以下、コバケンさん)がいます。 2019年のイベントでの写真。みんな若い。左から2人目がコバケンさん。 私は、コバケンさんと雑談をする機会が多く、彼から日常的に「SmartHR の取締役会の特長」を教えてもらっていました。コバケンさんからもらったアドバイスをもとに、良いところを伸ばせるよう、取締役会での自分自身の立ち振る舞いも調整していたように思い
こんにちは、Nstock / SmartHR の宮田です。 起業前の Web ディレクター時代から、これまでも多くの素晴らしいデザイナーさん達と仕事をしてきました。その中でも、Nstock の上谷さん( @utmy5 )は過去イチくらい一緒に仕事をしていて楽しいデザイナーさんです。 Nstock のロゴ、コーポレートサイト、SaaS の公式サイト、KIQS の公式サイト、Stock Journal 、採用資料など、ほぼ全てのデザイン案件を一緒にやってきました。 上谷さんは、伝えたいことを、最初からクオリティ高く、スピーディーにつくり上げることができるので、仕事をしていて気持ちが良いです。 そんな Nstock のデザイナー上谷さんにインタビューしました! ちなみに上谷さんと一緒に働く「2人目のデザイナーさん」も絶賛採用中で、カジュアル面談もやってます! 「絶対のし上がってやる」ファーストキ
こんにちは、Nstock / SmartHR の宮田です。 Nstock では1人目の採用・人事担当者を募集しています。 1人目の採用・人事担当者に求めること 1人目の採用担当は、多くの社員から「私は◯◯さんがいたおかげで入社しました」と言われる存在になります。単なる採用担当としてだけでなく、Nstock の企業カルチャーをつくる初期メンバーの1人としての役割も担って欲しいなと思っています。 また、採用だけでなく、来年1月から運用開始できるよう評価制度の整備も一緒にやりましょう。たぶん、1人ではリソースがすぐに足りなくなりそうなので、入社後すぐに人事チームをつくってもらうことも必要そうです。 ChatGPT-4 に課金してブログを書いてもらう とても重要な役割なので、求人していることを伝えるブログを書こうと思ったのですが、いかんせん書くネタが思い浮かびません。 そこで話題の「ChatGPT
Nstock CEO / SmartHR 創業者の宮田です。 「SmartHR はもうスタートアップではない」 創業者の私は、ここ1〜2年そう考えていました。 しかし、それは誤りでした。SmartHR は規模こそ大きくなりましたが、そのカルチャーは今もスタートアップそのものでした。いえ、もしかしたら昔よりもスタートアップしているかもしれません。 新 CEO の芹澤さんが3人だけの非公式チームをつくり、自らもコードを書き、社内課題を解決するプロダクトを自社プラットフォーム上で動かしている。 プロダクトはその出来の良さから、社内で自然と流行り、なんなら製品化して顧客に販売することも考えはじめています。 昨日のブログで芹澤さんはあえて「新しい大企業」という言葉を使ってはいましたが、こんなにスタートアップらしいエピソードは、創業期の SmartHR にもあまりなかったような気がします。 今回は、S
こんにちは、Nstock の宮田です。 昨日、Nstock の採用資料を公開しました。まずはこちら↓をご覧ください。 本日のブログは、この採用資料の解説です。公開した経緯や、苦労した点、注目して欲しい点などを書いていきます。 埋もれないよう、最初からデザイナーと作った 2018年に SmartHR 社の採用資料をつくって以来なので、約4年ぶりの新作です。 この「採用資料をスライド形式で作成して Speaker Deck にアップロードし、色んな Web サイトやブログに埋め込みまくる」という手法、いまでは当たり前のように見かけるようになりましたが、2018年当時は同様の施策をやっている会社がいなかった為、新しい採用広報の手法としてとても話題にしていただけました。 いま見たら、SmartHR の採用資料はなんと4年で320万回も見られています。いちスタートアップの採用資料がそれだけ見られるっ
本日、Nstock 社は税制適格ストックオプションの契約書ひな型キット「KIQS(キックス)」を公開しました。 SNSで話題 になっててうれしいな〜と思いつつ、Nstock 社の本業は「SaaS 事業」と「金融事業」です。本業もがんばりたい。そして 絶賛エンジニアさんを募集中 です。そう、これはエンジニア採用を目的としたブログです。 Nstock 社で働く3人のエンジニア ryan さん、jaga さん、わだよしさんに、Nstock 社での開発について話を聞きました。 右から ryan さん、わだよしさん、jaga さんです ※ このブログは非同期で答えてもらった内容をインタビュー風に編集した記事です ※ まるでオフラインで話を聞いたような写真ですが、別の日に撮った写真です ※ 左端にいるのは PM の さとじゅん さんです。この記事には登場しませんが、この写真が楽しそうだったので使ってま
Capital was free. Now it’s expensive. タダだった資本は今や高価に 資本がタダの時代はより多くの資本を消費する会社がベストだった 資本が高価になった今はこれらの会社はワーストな会社になった 1ドル1ドルが以前よりもより大切になった時、優先順位をどうかえていくのか スタートアップに冬の時代が来た 米国を代表する投資家で SmartHR の株主でもあるセコイア・キャピタルが「Adapting to Endure(耐えるための適応力)」というプレゼンテーションを共有してくれました。最初は投資先限定で非公開だったらしいのですが、メディアに Full Version が漏れたため結局公開することにしたらしいです(笑) コンテキストを説明すると、今は世界的にスタートアップの資金調達環境が「冬の時代」に突入しており、多くのスタートアップが資金調達が進まずコスト削減をし
こんにちは、 Nstock / SmartHR の宮田です。 新会社 Nstock は、スタートアップ企業の皆さんを対象顧客にした事業です。なので、今後はスタートアップ経営に役立ちそうなネタもブログに書いていこうと思います。 今回は、社名やプロダクトの「ネーミング」について書きます。 社名 = プロダクト名にしたほうが良い まず、最初に「社名 = プロダクト名」にしたほうがいい理由です。 SmartHR 社も、元々は「社名 ≠ プロダクト名」でしたが、2017年4月1日に 株式会社 KUFU から株式会社 SmatrtHR へと社名変更 しています。 その理由を書いていきます! 1. 説明コストが高い KUFU も愛着がある社名ではあったんですが、当時は説明が本当にメンドウでした。 名刺交換のときも毎回「SmartHR という人事向けクラウドサービスを開発している株式会社 KUFU の宮田
こんにちは、Nstock / SmartHR の宮田です。 新会社 Nstock のロゴをつくったので、今回はロゴのコンセプトや、制作過程、ボツ案、やってよかった事などを紹介しようと思います。これからロゴをつくる際の参考にしてください。 ちなみに Nstock 社にはデザイナーさんがいないので、知り合いのデザイナーさんに依頼してつくりました。副業OKな会社にお勤めなのですが、シャイな方で名前は伏せて欲しいとのことでした。 なお、今回も最後に(一部で)人気の日本語ラップコーナーあります。 Nstock ロゴで重要視したこと Nstock は、ストックオプションや株式がテーマの事業です。スタートアップの資本政策は、後戻りできない事柄が多く、顧客企業は失敗やハズレを引くことを他のジャンルよりも嫌がるであろうという仮説があります。 なので、「Nstock はこの分野の王道サービスである」という印象
SmartHR 取締役ファウンダーの宮田です。 本日 1月24日に、Nstock 株式会社を設立しました。先日の社長退任ブログにも書いていた通り、SmartHR 100%子会社です。 写真左が Nstock 代表の宮田、右が取締役の高橋です 設立時点でのフルタイムメンバーは私と高橋( @ma5abe )の2人だけです。高橋とは10年以上前からの友人で、SmartHR にも4人目の社員として入社。SmartHR ではカスタマーサクセスやPMMの組織を立ち上げ、それらの責任者をしていました。現時点でSmartHR史上1番売れてるアップセルプロダクト「オンライン雇用契約・文書配付」機能を企画したのも彼です。 彼も最近、執行役員を退任したので、退任直後は2人して「これからどうしようね?」と話していました。また2人でスタートアップしていきます。 さて、今回のブログでは、新会社 Nstock 社につい
じいちゃんに自慢できるのもいい会社の証(2019年) あけましておめでとうございます。SmartHR の取締役ファウンダーの宮田です。 社長を退任してから書く初めてのブログです。好き勝手書ける〜最高〜!(これは冗談です) 「いい会社」とは何か?を考えてみた さて、社長を退任して間もないですが、今月下旬に新会社を設立します。SaaS + Fintech の会社で、SmartHR の100%子会社として設立予定です。 SmartHR もなかなか「いい会社」だとは思っているので、この新会社も「いい会社」にしたいと思っています。 しかし、人生観や、目指すキャリアによって「その人にとっての “いい会社” 」は変わると思うので、人の数だけ「いい会社」の定義がありそうです。 これを曖昧なままにして進むと、これから採用していくメンバーの皆さんと、認識のズレを生んでしまうかもしれないと感じています。 そこで
この記事は SmartHR AdventCalendar 2021 の22日目です。 なにか技術的な記事を書こうと思い、しぼり出したネタです。(鮨だけに) 年末、SmartHR 社のアドベントカレンダーでブログに書くネタをどっちにしようか悩んでるんですが、どっちの方がニーズありますかね…?— Shoji Miyata (@miyata_shoji) December 12, 2021 惜しくも負けてしまった「いい感じのインタビュー写真を撮る(撮られる)技術」は、また来年のアドベントカレンダーで 👋 IT業界と鮨 IT業界と鮨には、切っても切れない関係があります。 映画とポップコーン、投票と外食、IT業界と鮨。なくても成立するけど、あるとそれだけでワクワクする特別な存在。 古くは #naoya_sushi から、みんな大好き IT健保の鮨 、無料の勉強会に鮨だけ食べに来るおじさんなど、いつ
交代記念のツーショット。左が新CEOの芹澤さん、右が現CEOの宮田です。 ひさしぶりのブログです。この度、株式会社 SmartHR の社長を退任することにしました。 退任の理由や、今後の私の役割、新社長について等をまとめたブログを書いたので、よければ最後まで読んでいってください。 社長を退任します 2013年1月から、約9年間続けてきた SmartHR の社長を退任することに決めました。 退任の理由は後で詳しく書きますが、まずは結論から。 社長を2022年1月1日で退任します 新 CEO は現 CTO の芹澤さんです 取締役として会社に残り、自ら新規事業をやります 肩書は「代表取締役 CEO」から「取締役ファウンダー」に変わります。 詳細はこちらのプレスリリースをご覧ください。 退任を考えたきっかけ 退任を考え始めたきっかけは「会社の成長にあわせて起きる環境の変化に、適応し続けることが難し
はじめに このブログは これから起業を考えている人 数名のスタートアップへの転職を考えている人 スタートアップ経営者 にオススメの記事です! グループ会社、実は3社あるよ 1社でやっているように見られる SmartHR 社ですが、実はグループ会社が3社存在しています。 今回は、下記の4点を中心に書いていこうと思います! 何をやっているのか? なぜやっているのか? どうやっているのか? もう3社増やします(計6社) 新会社の社長も募集しているので、興味ある方はこちらをご覧ください 何をやっているのか?(グループ3社の紹介) 1. SmartMeeting 会議の生産性を高めるSaaS「SmartMeeting」を開発しています。 www.smart-meeting.jp 2019年4月に設立し、2020年8月にサービスを一般公開。 先日、けんすうさんのツイートで話題になってました。 会議の生
全社イベントで使用した、実際の資料の表紙 『認識のズレを自ら埋めよう』 2020年7月の全社イベントで、バリューを1つ増やす発表をしました。 SmartHR社にとって7つ目のバリューは『認識のズレを自ら埋めよう』です。 『認識のズレを自ら埋めよう』 人が増えると、意見が増え、相互理解が難しくなる。 建設的に議論ができないときは、前提のズレを疑おう。 相手の意図を聞き、自らも意図を話そう。 私たちは、相互理解と建設的な議論を諦めない。 なぜこのタイミングなのか、なぜこのバリューなのか、はじめて社外向けに書こうと思います。 バリューの変遷 本題の前に、これまでのバリューの変遷を紹介します。 ver 1.0 2015年6月 最初のバージョンをつくった(社員数 2名) ver 2.0 2016年1月 マイナーチェンジ(社員数 7名) ver 3.0 2016年7月 ほぼいまの形に(社員数 10名)
株主を介して、社員に社長を評価してもらう 1年ぶりに、社長の評価(CEO Evaluation)を、ALL STAR SAAS FUND の前田ヒロにやってもらいました。前田ヒロはSmartHRの株主です。 社員200名のうち35名と、30分ずつ面談してもらい、その結果を「社長の評価」としてレポートにまとめてフィードバックしてもらいます。社長の通知表、または会社の健康診断のようなものです。 これはあくまでも社長をより良い経営者にするためのフィードバックが目的であり、役員報酬等その他の決議に使われるものではありません。 結果を公開します 今回も、2016年、2017年、2018年、2019年と同様に、結果をブログで社外にも公開します。 公開し続けることで、自分へのプレッシャーになるし、今後入社する人にどんな会社のか、どんな社長なのか理解してもらう効果を期待しています。もちろん、風通しの良い会
こんにちは、SmartHRの宮田です。 SmartHRの交通広告「ハンコを押すために出社した」の裏側と、今後のSmartHRの広告についてブログにまとめました。 今回の交通広告の概要 外出自粛中の皆様も、SNSで目にしたかもしれません。 4月13日より「テレワークが始まった。ハンコを押すために出社した。」「書類提出のために出社した。」という交通広告を、JR首都圏全線の電車内ポスターや、JR新宿駅や東京メトロ都内主要16駅の駅ナカポスターなどに展開していました。 この他にも、タクシーの動画広告、日経ビジネスや週刊ダイヤモンドなどのビジネス誌などにも広告出稿しています。 テレビCM並の効果 反響は想像以上に大きく、ビジネスにもテレビCM並の効果が出ています。 4月7日の緊急事態宣言とも重なって、インパクトが増したのか、SNSでも予想外の大反響がありました。 外出が6割減るなかでもSNSでの反響
先日の Startup Aquarium でも少しこの話をしました。 こんにちは、SmartHR 宮田です。 最近、一部の候補者さんから 「いまSmartHRに入社してもやることあるの??」 「SmartHRは自分が入社しなくてもうまくいきそう」 と言われることがあります。 なんだか「スタートアップが事業成長すると、そこでの仕事はイージーモードになる」という一般的な誤解があるように感じています。 しかし、実態は真逆です。事業規模が大きくなるにつれ、課題は複雑性を増し、1つ1つの仕事に求められるレベルは上がってきています。3年前の我々は、雰囲気で事業をやってる気になっていただけだなあと、しみじみ感じます。 また、SmartHRが世の中に与えている影響は、現状とても小さいと言わざるを得ません。優秀な皆さんの助けがないと、本当の意味で社会に大きなインパクトを与えることは不可能です。 やることは山
via) alvybrooks.com 1番好きなSmartHRの価値観(Value) タイトルの「人が欲しいと思うものをつくろう」は、SmartHRが重要視する6つの価値観の1つです。 取材や面接などで「1番重要な価値観はどれですか?」と聞かれると、急拡大フェーズにおいては「自律駆動」、事業が複雑化してきたフェーズでは「最善のプランCを探す」と、その時々の状況にあわせて回答することが多いです。 しかし、「1番好きな価値観は?」と聞かれたら「人が欲しいと思うものをつくろう」だと答えると思います。 元ネタはポール・グレアムの言葉 SmartHRをはじめる前は、机上の空論から生まれた誰も欲しがらないプロダクトを、どうにかして広めようとマーケチャネルのハックばかり考えてた時代がありました。 奇しくも当時はグロースハックという言葉が流行っていました。本質的な価値を提供するプロダクトをつくる手法より
bellFace Inside Sales Meetup 2019 にて登壇したときの写真 お疲れ様です。こちら「人事・労務を、ラクラクに」でおなじみの「SmartHR」を取りまとめております宮田のブログでございますが、本人の執筆ペースが芳しくないため、社員正木( @satoho0718 )が代打で「オンラインセールス」及び「2020年はオンラインセールスの年になる」について書かせて頂きたいと思います。よろしくお願いします。*1 1.オンラインセールスとは SmartHRのセールス組織は、以下の図のような分業体制です。 SmartHRのセールス組織 オンラインセールスの特徴は、 (1)訪問をしない (2)Web商談で提案をする (3)契約まで担当する という3点です。Web商談で案件をクローズすることに特化しています。 他社さんでは「インサイドセールス」という名称で、商談の獲得から担当する
SmartHRの社長の宮田です。 この記事は SmartHR Advent Calendar 2019 3日目の記事です。 ソフトウェア開発にも役立つであろう「権限移譲」について書こうと思います。 胸を張って「これが得意です」と言えるものってそんなに無いのですが、CTOの芹澤さんから権限移譲だけはホメてもらえます。最近では「もしかしたら得意なのかも?」と思えるようになりました。そんな私が気をつけているポイントをまとめています。 権限移譲について学んだことはなく、独学です。そのため、すごーく当たり前のことしか書いてないかもしれませんし、逆に一般論からかけ離れている可能性があります。 あくまで、私が気をつけているポイントとして読んでいただければ。 いかに権限移譲してきたか? はじめに、私の権限移譲について紹介します。 半年でプロダクトにノータッチに 起業する前、私はWebディレクターとして仕事
SmartHR社のPMMチーム 昨今のカスタマーサクセスの盛り上がりがすごいですね。毎日のように何かしらの記事や、イベントを目にします。 これは持論なのですが、いまカスタマーサクセスで起こっているような盛り上がりが、2〜3年後くらいに「PMM(プロダクト・マーケティング・マネージャー)」でも起こると思っています。 4年前のカスタマーサクセス いまから4年前の2015年11月、SmartHRを公開した当初、日本には「カスタマーサクセス」という言葉はほぼ存在していませんでした。 当時からSmartHRの株主だった前田ヒロから「SaaSはカスタマーサクセスが重要。カスタマーサクセスができる人を早めに採用しよう」と言われました。 言葉もはじめて聞いたし、Googleで「カスタマーサクセス」と検索しても日本語のブログや記事は見当たらず、かろうじてSalesforceさんの求人ページが引っかかるくらい
会社が大きくなって「たらい回し」が起きはじめた 先日、カスタマーサクセスのVPの高橋がこんなことを言っていました。 「たらいが2回まわったら新ポジションの合図」 SmartHRを公開してから3年11ヶ月。事業が大きくなり、組織も細分化。社員数は正社員だけでも150名を超え、細分化されたチームにも人が増えてきました。 社内ではときどき「たらい回し」が発生するようになってきました。 そもそも「たらい回し」とは? そもそも「たらい回し」とは何か?ググってみました。 物事をよその部門に対応させて面倒事を回避しようとするさま、あるいは、行く先々で他の窓口へ行くように案内されなかなか目的を果たせないさまなどを意味する表現。 (参照元: たらい回し(たらいまわし)とは何? Weblio辞書 ) 一般的な企業におけるたらい回しは、この「よその部門に対応させて面倒事を回避しようとするさま」という表現が合いそ
社員や、採用候補者の方から「SmartHRのコーポレートカラー好きです。あれってどうやって決めたんですか?」と聞かれることが増えてきたので、ブログに書いてみます。 当時の状況 SmartHRの開発をスタートしたのは、2015年3月ごろです。もう4年以上も前なんですね。 当時のメンバーは、私とエンジニアの内藤( @kakipo )の2名だけでした。 私はもともとWebディレクターをやっていたので、サービスのテーマカラーを決める担当は自然と私になりました。 1. ざっくり方針を決める まずは、赤なのか、青なのか、ざっくり方針を決めることに。 ・自分たちの意思 サービスの内容が社会保険・雇用保険などの社会保障に関する分野であること。また、健康保険証の発行などにも使われるサービスであることなどから、「健康的なイメージが湧く色」にしたいなと思いました。 ・ユーザーからの印象 プロトタイプ等をつかって
SmartHR社の会議室名はemojiです 新入社員と1on1をしています 入社して2ヶ月が経過した全社員と1on1を実施しています。 一般的な1on1と同様に、コーチング的な効果を期待していますが、組織課題の早期発見の役割も果たしています。 また、この1on1実施後は、社長にも気軽に話かけやすくなるみたいで、組織内の心理的安全性を高めることにも少しは寄与しているかもしれません。 (実は、私自身かなりの人見知りで、私からも話しかけやすくなるので助かっています。) 質問リストを公開します 天気 この2ヶ月、SmartHRで働いてみた感じを天気で言い表すと、晴れ or 雨 or 曇 のどれですか? 降水確率でいうと何%くらいですか? その理由 その天気の理由はなんですか? 降水確率が○%の理由はなんですか? 入社前後のギャップ 入社前後でギャップはありましたか? 良いギャップ、悪いギャップ、両
社員数30名以下は SmartHR を無料化 最近、「社員数30名以下」の企業を対象に「SmartHR を無料化」しました。 これは一時的なキャンペーンではなく、これからずっと無料です。むしろ、今後も無料枠を拡大していく可能性すらあります。 本日は、 そんなことをして SmartHR は倒産しないのか? 日本のエンタープライズに SaaS を普及させたい SmartHR が抱えている課題 などについて書きます。 そんなプライシングで大丈夫か? → 大丈夫だ、問題ない 無料化の目的はこちらのプレスリリースをご覧ください。このブログではプレスリリースに書いてない話を書きます。 SmartHR はもともと「30名以下の企業」をメインターゲットとして開発をスタートしました。 初期が小規模向けだったこともあり、未だに「SMB(中小企業)向け」のサービスと思われることも多いのですが、実はかなり「エンタ
これまで、多くのSmartHRの社員と定期的に1on1を行なってきました。驚くことに、話をした全員が「入社前後のギャップがない」と話すんです。普通、採用のときって自社を良く見せようとするはずですが、SmartHR社は採用においても内情を正直に伝えていることの現れだと思う。 これはSmartHRの初期からの株主である前田ヒロの発言です。これまで4回に渡って、のべ100名の社員と1on1をしてもらいました。 第1回 全社員10名 第2回 全社員30名 第3回 社員50名のうち30名 第4回 社員120名のうち約30名 確かに、他のスタートアップと比較すると、入社前/入社後のギャップは少ないと思います。これは採用資料の公開をはじめ、内部情報を外部にもオープンにし続けた結果だと思います。 3〜4%の社員がギャップを感じている しかし、最近ではギャップが生まれ始めているようです。 入社後、2ヶ月たっ
先日開催した2019年下期キックオフの様子 61.5億円の使いみち ほぼ全額を「人材」と「マーケ」に投資します 先日のブログに続いて、今回も資金調達ネタです。 シリーズCで調達した61.5億円を何に使うのか? 結論から言うと「人件費・採用費」と「マーケティング費用」に投資します。比率はおそらく半々くらい。 2〜3年で使いきります 2〜3年で61.5億円を使い切る予定です。前回のシリーズBの15億円も1年半できっちり使い切りました。 今回のブログでは、マーケ費の話は割愛し、「人材」の話をメインで書きます。ほぼ全職種で採用中ですが、特に投資を強化したい3つの採用ポジションについて紹介します。 特に投資したい3つのポジション 1. カスタマーサクセスを年内2倍に カスタマーサクセスには、「今の事業規模なら、カスタマーサクセスの人数は○○人が適正」とわかる指標があります。 いま、SmartHRの人
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