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本と政治に関するsuzu_hiro_8823のブックマーク (5)

  • 政治は感情で動く - 『社会はなぜ左と右にわかれるのか』

    カント以来の近代哲学では事実判断と価値判断をわけて考えるが、これは最近の脳科学や心理学が明らかにしたように間違いである。ヒュームが指摘したように、理性は感情の奴隷であり、人は感情にもとづいて行動し、それを理性で正当化するのだ。 だから大衆を煽動するには、遺伝的にそなわった応報感情を刺激することが効果的だ。原発事故を起こした東電は文句なしの悪役だから、小倉秀夫弁護士のように、論理やデータで追い詰められると「おまえらは東電様を守る悪者の味方だ」と反撃する。反原発派は、理性ではなく感情に訴えるのだ。 このような感情と理性の関係を、書は象とそれに乗る人にたとえる。脳の情報処理の90%以上は進化の初期に発達した<象>の部分で行なわれており、反応も速い。<乗り手>の部分は処理が遅くコストがかかり、教育しないと発達しない。政治的な議論が、政策の中身より「右か左か」というイデオロギー論争になるのも、人々

    政治は感情で動く - 『社会はなぜ左と右にわかれるのか』
    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2014/06/18
    しかしこれを単純に経済合理性に当てはめてしまうと、情け容赦のない機械的な統治になるわけで(´ω`)
  • 民主政治はなぜ失敗するのか - 『政治における合理主義』

    民主党政権の混乱がやっと終わったと思ったら、今度は自民党の(昔のように)何もしない政治が始まった。最初は力を入れていた「大胆な金融緩和」に効果がないと知った首相は、増税による「景気の腰折れ」を防ぐと称して、昔のバラマキ公共事業に回帰してしまった。来年度予算は、シーリングもなしだ。 このような民主政治の前提とする「国家の主権者は合理的な個人であり、彼らの民意を正確に集計して政治に反映させる」という論理はフィクションである、と著者は断定する。実際の政治は、自律性も合理性もないできそこないの個人が付和雷同して決めるものであり、民主政治は危険な統治機構である。 さらに危険なのは、「人権」や「平等」を求めて、自分たちの正義を社会に押しつけようとする大衆人である。彼らはその人権なるものが「神から与えられた」神聖で不可侵の自然権だと主張し、このような信仰にもとづいてフランス革命が行なわれ、多数派からなる

    民主政治はなぜ失敗するのか - 『政治における合理主義』
    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2013/10/05
    書籍そのものは多分問題ないのだろうけども…( ̄▽ ̄;)ナニコノエントリ
  • [徳力] ウェブで政治を動かす!(津田大介)を読むと、日本の既存政治家になぜウェブやソーシャルメディアと距離を取る人が多いのか、何となく見えてくると思います。

    [徳力] ウェブで政治を動かす!(津田大介)を読むと、日本の既存政治家になぜウェブやソーシャルメディアと距離を取る人が多いのか、何となく見えてくると思います。
    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2012/11/27
    ふむ。/"結論ありきで、官僚がそこに政策を落とし込むためのプロセスに過ぎなかった"<この通りならば、現宰相よりも遙か前から「決めさせられる政治」ということで間違ってないですよねぇ…
  • 逆転したマルクスの予言 - 『共産主義の興亡』

    共産主義の興亡 著者:アーチー・ブラウン 販売元:中央公論新社 (2012-09-06) 販売元:Amazon.co.jp ★★★★☆ 社会主義は1990年代に崩壊したと思っている人が多いようだが、書も指摘するように、スターリンの死んだ1953年から崩壊は始まっていた。1960年代後半の新左翼は社会主義国を「スターリン主義」と呼んで敵視しており、1980年代にはとっくに知的権威を失っていた。むしろ問題は著者もいうように、あんな非効率な国家がなぜ70年以上ももったのかということだ。 共産主義はユートピア思想としては古くからあったが、マルクスの思想は圧倒的に完成度が高く、多くのインテリを魅了した。しかし当の労働者には彼の思想は理解できず、西欧では共産主義運動は失敗した。ロシア革命は、第一次大戦のドサクサにまぎれたクーデタで、レーニンとトロツキーの革命政府は少数派による軍事政権だった。内戦でボ

    逆転したマルクスの予言 - 『共産主義の興亡』
    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2012/10/06
    もっと突き詰めれば「欲に負けた」としたほうが近いのではと半可通(苦笑)…「資本主義の"豊かさ"」も永遠でなく平等であるわけでもないしね。
  • 【書評】'The Republican Brain':シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    米国には進化論を否定する「インテリジェント・デザイン」や、オバマ大統領の出生地に疑問を抱き続ける「バーサー」、そして保守派の草の根運動「ティーパーティー」など、日人からすると少し理解しがたい運動が存在していることはご存じの通り(もちろんその逆の現象もあるでしょうが)。そしてその担い手となっているのが保守派、特に共和党支持者層なわけですが、なぜ彼らが極端な主張に凝り固まってしまうのかを考察した'The Republican Brain: The Science of Why They Deny Science--and Reality'(共和党脳――なぜ彼らは科学と現実を否定するのか)が出版されたので、ざっと目を通してみました。 「共和党脳(The Republican Brain)」とはまた思い切ったタイトルですが、いちおう文では「民主党支持者やリベラル派の間にも誤った考えを抱いてい

    【書評】'The Republican Brain':シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ
    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2012/06/18
    『相手のことをバカにして否定するのではなく、彼らが信奉している「物語」を認めること。そして事実で反論するのではなく、本当に重要なのは何かをお互いに考えるようにすること』これは今すぐ日本でも使える(苦笑
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