日本維新の会の石原代表は10日、東京都豊島区での街頭演説で「(旧1万円紙幣の)聖徳太子のままタンス預金している人がたくさんいる。日銀にまだ返ってこない聖徳太子のお札が2000億円ある。眠っているお金を、なんで動かせないのか」と述べた。 銀行に預金されていない民間資金、いわゆる「タンス預金」は40兆円超あると言われ、このうち旧札が約14兆円に上るとされる。石原氏の発言は、景気対策のため家計の“眠れる資金”を掘り起こす必要があるとの考えを示したものだ。 具体的な活用策としては利子が付かない代わりに国債の額面分に相続税を課さない「無利子非課税国債」を発行する案がある。石原氏は「(タンス預金を活用する)知恵が財務省にもなかった」とも語った。
石原慎太郎前東京都知事は13日夕、都内のホテルで記者会見し、新党「太陽の党」の結成を発表した。 石原氏と平沼赳夫元経済産業相が共同代表に就任した。石原氏は記者会見で「この国はもっとしたたかに、強くなれる。(日本は)それができると思うし、しなければならない」と決意を語った。 新党は、平沼氏が代表を務める、たちあがれ日本を母体に結成された。石原氏は民主、自民の2大政党に対抗する「第3極」の結集を目指しており、日本維新の会(代表・橋下徹大阪市長)などとの連携に意欲を示している。 ◇ 会見で、石原氏は「太陽の党は一過性に過ぎない。選挙前に必ず大同団結する」と第3極の結集に意欲を見せた。 会見の冒頭、「暴走老人の石原であります」と切り出した石原氏は、「心の通う同志と、国のために働かないといけないと決心した」と述べた。 また、次期衆院選について、石原氏は「自民、公明で過半数は許せない」とも述べた。
たちあがれ日本(平沼赳夫代表)は12日、石原慎太郎前東京都知事を党首とする新党を13日に結成すると発表した。 党名は石原氏の芥川賞受賞作「太陽の季節」にちなみ、太陽の党とする。結成時の国会議員はたちあがれ日本の5人(衆院2人、参院3人)となる見通し。 12日判明した綱領案は、「自主憲法の制定」を掲げるなど保守色を打ち出した。「国・地方の財政運営と税のあり方を『見える形』に抜本改革する」と明記し、消費税の地方税化や地方交付税廃止を主張する新党「日本維新の会」(代表・橋下徹大阪市長)との連携に配慮した。 石原氏は民主、自民の2大政党に対抗する「第3極」の結集を目指しており、次期衆院選に向け、維新の会やみんなの党との連携協議を加速させたい考えだ。
たちあがれ日本の全国拡大支部長会議の最後に、気勢を上げる石原慎太郎東京都知事(右)とたちあがれ日本の平沼代表=吉岡毅撮影 たちあがれ日本は30日、国会内で全国拡大支部長会議を開き、11月中に党名を変更し、辞職表明した石原慎太郎東京都知事を党首とする党として再出発することを決めた。 石原氏も出席し、新党「日本維新の会」、みんなの党などと連携し、民主、自民の2大政党に対抗する「第3極」の結集を目指すことも確認し、「石原新党」が動き出した。 「自民党を揺さぶり、左右できる第3極を力を合わせて作る。小異を捨てて大同につくしかない」 石原氏は会議でこう訴えた。続けて「『暴走老人』は途中で死ぬかもしれないが、それでもいいと決心した。みんなでやろうよ」と呼び掛けると、会場からは大きな拍手が湧き起こった。 拡大支部長会議では、11月の早い時期に「石原新党」の基本政策や綱領を決め、結党大会を開くことも了承さ
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙(電子版)は、石原氏の都知事辞任を伝えながら、同氏が「現在の日中対立の引き金を引いた」と紹介。 米AP通信も、石原氏を「歯に衣(きぬ)着せぬ物言いの国家主義者」と形容した。 英ロイター通信は、石原氏が次期衆院選で「第3勢力」に成りうると報道。石原氏の国政復帰は、今後の日中関係をさらに悪化させかねないとの見方を伝えた。 一方、ロシアのタス通信は25日、石原氏の新党結成を東京発で報じ、関心の高さをうかがわせた。同通信は、日本の専門家の意見としつつも「尖閣諸島を巡る石原氏の精力的活動が日中の紛争激化につながった」として、石原氏が日中関係悪化の原因を作ったと伝えた。日本と北方領土問題を抱えるロシアも、石原氏と新党の動向に注目しているとみられる。(国際部 溝田拓士、モスクワ 寺口亮一)
芥川賞の選考委員を務めている東京都の石原慎太郎知事は18日、報道陣に対し、「全然刺激にならない」と述べ、選考委員を今回限りで退く考えを明らかにした。 石原知事は、「いつか若いやつが出てきて、足をすくわれる戦慄を期待していたが、刺激にならない。自分の人生にとって意味合いもない」と語った。 石原知事は、1995年から同賞の選考委員に加わっていた。
ブローカーらによる不透明な仲介ビジネスが判明した新銀行東京の融資。仲介の現場では、出資法の上限(融資額の5%)を上回る、違法な手数料の要求が横行していた疑いが出てきた。 複数の中小企業経営者らは「融資額の15%を要求された」と証言する。最終的に“減額”されたが、ブローカーたちは資金繰りに悩む中小企業の窮状につけ込んでいた。融資の闇を追った。 中小の町工場がひしめく東京・大田区。新銀行開業から間もない2005年6月、同区内にある会社事務所で、情報通信機器販売会社の社長や経営コンサルタントらが集まり、意気投合した。「新銀行は融資審査が緩い。これで事業ができる」 出席者の証言では、彼らの描いた「新ビジネス」の構図はこうだ。 社長が融資を希望する中小企業を集め、経営コンサルタントが融資が出そうな企業を選別、都議にパイプを持つブローカーに紹介して新銀行側に口利きしてもらい、手数料を稼ぐ――。彼らのタ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く