どこの誰ともわからない奴の言葉など聞くに値しないという風潮 このところさまざまなメディアで例の「保育園落ちた日本死ね!!!」という匿名による投稿が話題となっている。 待機児童の問題に対して筆者がここで持論を披露するつもりはないものの、やはりどうしても気になるのは、2月29日の衆議院予算委員会で質問に立った民主党の山尾志桜里氏に対するヤジである。これもすでにご存知のこととは思うが、自民党の平沢勝栄氏をはじめとする数名の議員が「誰が書いたんだ」とか「本人に会ったのか」とか。要するにインターネットというメディアにおける匿名性の自由を全面的に否定するかのような態度を露骨に表明したわけである。 2月15日に投稿された「保育園落ちた日本死ね!!!」と題する匿名ブログ。2月29日の衆議院予算委員会で民主党議員が国民の声として取り上げられたものの、「匿名」という発言形態に自民党議員から「本人出せ」などヤジ
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