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ブックマーク / dain.cocolog-nifty.com (13)

  • 東大・京大で『勉強の哲学』が一番売れている理由「勉強するとキモくなる」

    「勉強とは何か?」を根源的に考えた一冊。一言なら「勉強とは変身である」になる。 巷に数多のノウハウではない。意識高い系の自尊心をくすぐるではない。勉強するとはどういうことか、勉強することで何が起きるのかを、言語と欲望の問題にまで踏み込み、掘り下げる。 議論のバックグラウンドに、フーコーの権力システム、ドゥルーズ&ガタリの脱コード化、さらにウィトゲンシュタインの言語観をも引き込んでいるが、咀嚼しきった上で原理的に考え抜く、その知的格闘が面白い。 勉強すると何が起きるのかを考える際、勉強する「前」はどうなっているかに着目する。自分が話す(=考える)言葉やコードは、そのときに自分がいる環境に依存しているという。半径5mの仲間や学校、家族、手元の端末のSNS、マスコミ、社会などから、「こうするもんだ」というコードにノッて話し、考え、行動する保守的な状態だという。 それが、勉強することにより、慣

    東大・京大で『勉強の哲学』が一番売れている理由「勉強するとキモくなる」
    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2017/06/07
    『非知性主義』とでもいう『日本の反知性主義』は、この"慣れ親しんだ集団的なノリ"に違和感を持ちたくないがために"知性"に対して抵抗するみたいなもんかなと半可通(´ω`)
  • 怒りの根っこには必ず、「私が正しい」という思いがある『怒らない練習』

    怒らない人生が欲しい人に。 マスゴミ、経済学者、暴走老人と、世に怒りの種は尽きまじ。新聞読まないのは心の平穏のためだし、オフィスではひたすら平常心、の罵倒は御褒美です。それでも「イラッ」とくる瞬間が怖い。いったん怒りのスイッチが入ったら、どんどんエスカレートして逆上するから。そして、ずっと後になっても何度となく思い出してはネチネチ自分を責めるハメになるから。 なんとかせねばと読んだのが『怒らないこと』、これは素晴らしいだった。なぜなら人生変わったから。「一冊で人生が変わる」ような軽い人生なのかと言われそうだが、違う。「怒り」の悩みは常々抱えており、ガン無視したり抑圧したり、王様の耳はロバの耳を繰り返してきた。上手くいったりいかなかったり、アンガー・マネジメントはかくも難しい。だが、そういう苦悩を重ねてきた結果、この一冊をトリガーとして一変させるだけの下準備になっていたのだろう。とにかく

    怒りの根っこには必ず、「私が正しい」という思いがある『怒らない練習』
    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2015/04/21
    そう言えば、自省しないひとの(ネット)発言は、わりととげとげしかったりする印象(´ω`)
  • 子どものために、できること「40歳の教科書」

    親業の確認のつもりで読む、だいたい合ってた。 親を見て子は育つ。だから、子の努力を望むなら、まず親が努力する。「幸せ」とは何か伝えたかったら、親がイライラするのをやめる。「英語」はツールにすぎないが、「お金」の教育は重要。学校は人間関係を学ぶところだから、失敗の練習場と思え。社会に出ると、失敗は有償だぜ。 受験マンガ「ドラゴン桜」をにした「16歳の教科書」、その番外編が「40歳の教科書」になる。以下の4テーマに対し、強いメッセージ性をもつ人からのインタビュー集といったところか。一問一答に「まとめ」ると、こんなん。 英語早期教育 「もっと早く英語の勉強をしておくんだった…」 「小学校から英語なんて、破滅するぞ!」 中高一貫校 「早いうちにいい学校に入れば、あなたがラクできるのよ 「その受験で幸せになるのは、子どもじゃなくてあんただろ!」 お金仕事お金の話をするのは恥ずかしい」 「お金

    子どものために、できること「40歳の教科書」
    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2011/11/27
    ほう。
  • 考えない練習

    Don't think, Feel!  考えるな、感じろ! 書の肝は、ブルース・リーが断定している。しかし、これは格闘の書ではない。イライラや不安から逃れ、いかにラクに生きるか、「脳より五感」を高めることで提案する実践書だ。 そのポイントは、「考えること」より「感じること」、しかも能動的に感じとるよう意識を集中させる。目・耳・鼻・舌・身の五感に集中しながら暮らすことで、無駄な不安や空回りする思考を排除し、さらには思考そのもののコントロールを目的とする。なにやら難しげに聞こえるが、心配ない。例は今風だし、方法は今日からできる。 たとえば、煩悩の話はMatrixみたいで面白い。人は常に現在に集中できるワケではなく、過去の後悔や、未来の心配事を、行ったり来たりしている。過去や未来のノイズに囚われていくうち、心のメモリがい尽くされ、今を生きる実感を処理する余地がなくなってしまう。ノイズのほうが

    考えない練習
    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2011/08/29
    考えるな、感じろ<ブルース・リー/考えないし感じない<大多数の日本人(ぉ
  • ノスタルジックな未来「本は、これから」

    電子書籍(機)狂乱は、次世代ゲーム機乱舞と被ってみえる。 10年20年で見るならば、今回のアップルは、pipin@よりも良いやつを売り出したな、という程度に過ぎない。スーファミやWiiぐらいに普及するどころか、DOSV並にコモディティになるといいな、と思っている(が、いかんせんランニングコストが泣ける)。 電子書籍(機)のライバルは、ユーザの時間を奪い合うことになるGAMEだったりSNSだったりするのでは……と思うのだが、「紙の」を目ノ仇にして危機感あおる祭り屋マジかっこいい。そういう扇動を真に受けた人、流す人、商売を考える人それぞれが、この一冊に集まっている。 ただ、編者である池澤夏樹の影響もあるのだが、業界の中でも「書き手」に偏っている。佐々木 俊尚や小飼弾がいない時点で「色気」づいているね。これは、一般読者よりもむしろ、出版業界の中の人へのエールなのかもしれない。編集者や作り手の意

    ノスタルジックな未来「本は、これから」
    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2010/12/17
    きっとこの著者の皆様方は、無限に広がる大書庫をお持ちなんですね(苦笑)
  • ハードウェア・チップによるサイバー攻撃と、「ホワイト・ハウスの暗殺者」

    サイバー攻撃の常套手段といえば、マルウェア(悪意あるソフトウェア)を用いるものと思っていた。攻撃コードと防衛コードのせめぎあい、プログラマ vs プログラマの闘いのようなものを思い描いていたが、違っているようだ。 「フォーリンアフェアーズ」2月号の、NATOの元軍事司令官によると、ハードウェア方面の防衛対策が遅れているらしい。誤動作を起こすよう欠陥を埋め込まれた集積回路が流通し、あるタイミングで「発火」する。もっとも、脅威と認識するからには上手く利用されているようだ。2007年9月のシリアへの核関連施設へのイスラエルの空爆が成功したのは、遠隔操作による監視レーダーを停止させる「キルスイッチ」が奏功したからだと報告されている。 こうしたハードウェア・チップを用いた攻撃には、ソフトウェアと違ってパッチをあてて修復することはできない。普段は何事もなく動作しており、いざとなればテロリストに化ける、

    ハードウェア・チップによるサイバー攻撃と、「ホワイト・ハウスの暗殺者」
    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2010/02/19
    それが今のト○タ車に内蔵されているのではないかとかいう与太話、は、さすがになかったか(苦笑
  • タバコとコドモ

    タバコ礼賛の批判を受け、販売中止になった児童書について。結論は次の通り。販売中止はやりすぎ。タバコを子どもから隠したってタバコそのものは無くならないから。むしろ、子どもとタバコについて話し合うきっかけにしたい。 わたし自身、ヘビースモーカーから卒煙したこともあって、「吸う権利」と「嫌煙権」のどちらの意見も耳に痛い。おたがい配慮しあっていけたらいいのにと願うのだが、「禁煙ファシズム」 などの先鋭化した言説が飛び交っている。なかでも、タバコ礼賛の表現が不適切だとの指摘により、販売中止になった児童書がある。「おじいちゃんのカラクリ江戸ものがたり」という。これは喫煙礼賛のプロパガンダであり、健康被害の配慮に欠けるものだという主張があったようだ。福音館書店の「おしらせ」にはこうある[URL]。 喫煙による健康被害と受動喫煙の害についての認識が足りず、このような表現をとってしまったことは、子どもの

    タバコとコドモ
    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2010/02/03
    「臭いものに蓋」思想はいい加減勘弁願いたいものですな。ただの問題の先送りじゃからなーんの解決にもなっとらん。
  • ヒューマンエラーは裁けるか

    仕事上の「ミス」は、「罪」として罰せられるのだろうか? そのミスが、ただ一つの「原因→結果」として直結しているなら分かりやすいが、現実としてありえるのか。ミスを事故に至らしめた連鎖や、それを生み出した土壌を無視し、ミスを起こした「個人」を糾弾することは、公正なのか?「重大な過失」という判断は、誰が、何を基準になされるべきか?被害を受けた人や遺族の感情や補償は、どうケアされるのか?書は、医療や航空の現場で実際に起きた事例を用い、こうした疑問に応えることで、議論の場をつくりだしている。 たとえば、誤薬により業務上過失致死罪を受けたスウェーデンの看護師の事例。 1. PCによる処方箋の作成の手間を厭って読みにくい手書きのメモを書いた医師 2. メモを「見せる」だけで口頭で引継ぎ指示した夜勤の担当(後にメモは消失) 3. シリンジの薬剤とバイアルの薬剤の箱を取り違えた看護師 4. ダブルチェック

    ヒューマンエラーは裁けるか
    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2010/01/29
    二つ目の疑問点について補完。当事者でなくとも当事者意識を与えられるような報道に影響され「魔女狩り」を引き起こしてしまう危険性についてはどうなんでしょうかねぇ。/対策共有は有用だが当事者意識共有は不毛で
  • 「最近の若者はダメ論」まとめ

    近ごろ「最近の若者はダメ」が、(また)流行っているようなので、自エントリをまとめてみる。もし、「最近の若者は…」を見かけたら、ここを思い出してほしい。 きっかけは、職場の飲み会。「近ごろの若い連中はダメだ!」と一席ぶつオッサンがいたこと。それって、昔から言われてますね、と返すと、「何年何月何日に誰が言った!?出典どこだよ?何の根拠でそう断定できるんだよ?」ってオマエは小学生か。そこで調べてみたところ… ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 1. 近ごろの若者は当事者意識がなく、意志薄弱で逃げてばかりいて、いつまでも「お客さま」でいる件について [URL] 「最近の若者はダメだ」と昔から言われているが、特に今の若者はひどい。当事者意識が欠如しており、いつも何かに依存し、消費し、批判するだけの「お客さま」でいつづけている――という小論。出典を隠すと、内田

    「最近の若者はダメ論」まとめ
    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2009/12/18
    自分の黒歴史に対して真摯に向きあっていないとつい「今時の~」とか口走るかもしれないんじゃないかと妄想(苦笑)。自分の中の黒歴史を消すことは「自分の見たいものしか見ない」と同義じゃないかなと半可通。
  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 名著!「日本人の英語」

    東大、京大、北大、広大の教師が新入生にオススメする100冊」で第5位。 特に京大のセンセが、「英語質がわかると言っても過言ではない」とか、「全学共通科目の英語なんぞ 100 年続けても、この1冊には適うまい」といった最大級の賛辞を贈っている。 著者はマーク・ピーターセン。明治大学経済学部の助教授(当時)。新入生の「異様な英語」から、修士や博士論文に出てくる「イライラする文」までを、達意な「日語」で説明してくれる。なぜ「異様」なのか、そしてなぜ「イライラ」するのかを理解するとき、英語の壁を一つ越えるだろう。 そういうわたし自身、単語をつなげたり拾ったりするだけなので、心もとない。次の例文は簡単なくせに面白い「読み」ができる。 a) Last night, I ate chicken in the backyard. b) Last night, I ate a chicken in

    わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 名著!「日本人の英語」
    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2008/09/14
    ほうほう、学校英語じゃ確かにここまでのことはやらないわなぁ。/もっとも、国語(文法)でもここまでのことはやらないけどね。
  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 悪用厳禁!「プロパガンダ」

    「だまされた」と思わせずに大衆を騙すテクニックがわんさと紹介されている。 広告・政治宣伝のからくりを見抜くスゴ。コマーシャルで衝動買いしたり、連呼されるワンフレーズ・ポリティクスに洗脳されることはなくなるだろう。マスメディアの欺瞞を意識している方なら自明のことばかりかもしれないが、それでも、ここまで網羅され研究し尽くされているものはない。 もちろん、チャルディーニの「影響力の武器」と激しくカブってる。その研究成果が幾度も引用されており、暗黙のお返しを求める返報性の罠や、小さなものから大きなコミットメントを求める一貫性の自縄自縛のテクニックなんて、そのまんまだ。 しかし、破壊力が違う。「影響力の武器」を一言であらわすならば、「相手にYesといわせる」ことを目的としているが、書はそれに加えて「相手を説得し、積極的に賛同させる」ことがテーマなのだ。さらに、一人ふたりではなく、大衆レベルで実現

    わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 悪用厳禁!「プロパガンダ」
  • エロゲで泣いて、人生充実するのか、おまえ

    いきなり刺さる。肺腑をえぐるセリフに、たじたじとなる。ちなみに表題は書のタイトルである、「ドラマで泣いて、人生充実するのか、おまえ」をアレンジ。 1ページに、1セリフ。きわめてシンプル。余計な解説一切なし。 読み手はストレートに読み干して、頷いたり呻いたり唸ったりする。大きな余白は、まるで反撃を書き込んでみろといわんばかりだ。ひとつのセリフに一晩かけて語りたくなる(もちろんアルコールの助けがいるくらいこっ恥ずかしい過去話ですけど何か)。 人は失うことでしか、 大事なものを確かめられない。 メッセージ性の強い箴言といえば、岡太郎の「壁を破る言葉」を思いだすが、ちょっと違う。太郎の「信ずるものをヤレ」といった放り出す感覚ではなく、「やれるもんなら、ヤッテミロ!」と激しく挑発的。反発したり頷いたり、読むアジテーション。 社会に「出る」ことが、 会社に「入る」ことであるというのは、 おかしいと

    エロゲで泣いて、人生充実するのか、おまえ
    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2008/04/28
    2ch界隈で貼られてる例のコピペに対する宣戦布告ですね。/極端な私見を述べさせていただくと、人生の充実度ってのは死ぬ間際でなければわからんと思う。(言っとくが元ネタはONE PIECEのアレではなく、新ワイルド7だ)
  • なぜ最近の老人はキレやすいのか?

    キレやすくなっているのは老人であり、若者ではない。 もう一度いう、大人として成熟できず、我慢のなんたるかを知らず、ついカッとなって暴走するのは、20代ではなく、60代以上の年齢層において激増している。このエントリでは、事象の裏づけと、なぜ最近の高齢者がキレやすくなっているかについて考察する。なお、「高齢者」「老人」とは、60歳以上の日男女を指している。 最初に断っておくが、安易な結論「高齢化社会になったから」ではない。確かに高齢者は増えているが、老人の犯罪者はそれをはるかに上回るスピードで蔓延っている。もっとも、老人が老人に襲い掛かる老老犯罪が増えている文脈で「高齢化社会」を語るならまだ分かる。しかし、そもそもキレやすい老人が増えている事実を糊塗して「高齢化社会になったから」と、したり顔で全部説明した気になっているマスコミ、コメンテーター逝ってよし! 目次は次のとおり、長いデ。 激増す

    なぜ最近の老人はキレやすいのか?
    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2008/04/24
    この手の犯罪が起きるとすぐ出てくる『○○脳』だとかいう輩に読ませてみたい希ガス。/筒井氏のパロディは読んでみたいとオモタ。あの人も老境に入ってるからその開き直りっぷりが見てみたい(笑)。
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