現実路線へ転換、公然批判も=スー・チー氏、補選から1年−ミャンマー 現実路線へ転換、公然批判も=スー・チー氏、補選から1年−ミャンマー 補選で初当選した後、国会で宣誓するアウン・サン・スー・チー氏(中央)ら=2012年5月2日、ネピドー 【バンコク時事】ミャンマー最大野党・国民民主連盟(NLD)が大躍進した国会補選から1日で1年。国会議員となったアウン・サン・スー・チー氏は、かつてのような体制批判を控え、国内で起こる事件に対しても慎重な言動が目立つ。現実路線を選択していると評価する声がある一方、公然としたスー・チー氏批判が起こり、民衆から怒声を浴びる場面すらあった。 中国と国軍系の企業体による銅山開発が進む中部モンユワ地区。国会の調査委員長として、開発は中止しないとの結論を携えて現場を訪れたスー・チー氏に対し、住民から「スー・チー氏は要らない」と怒りの声が上がった。1年前は考えられなかっ