分析思考からの脱却… 第1回~第9回は“序”にすぎず、じっくり考えて欲しいのはここから先、と思わせぶりな話で終わった。 → 技術マネジメント論 [9] 「オープン化の時代」 (2006年8月9日) なにを言いたいかといえば、こんな一般論をいくら検討したところで、直接的には、たいして役に立たないということ。 しかし、まんざら役に立たない訳でもない。 時代の流れが感覚的にわかったからといって、それで、対応策が見つかると思ったら、大きな間違い。しかし、対応策を思いつくためには、時代感覚が重要ということなのだが、この理解が結構難しいのである。 どういうことか、最近のトピックスで考えてみよう。 2006年8月に入って、突如として、経済ニュースの中心がTOB になってしまった感がある。といっても、もっぱら、経営権争奪戦の話である。 それはそれで、株主にとっては重要な話だが、関心が経営権に偏りすぎ
最近読んでとてもショックを受けた本がある。一年以上前に出た本で、いま読んだのには特に理由はなく、偶然会社の隣の丸善で見つけて手に取ったんだが、リアル書店も捨てたもんじゃない。こんな拾いものがあるとは! Shell Global Scenarios to 2025: The Future Business Environmenttrends, Trade-offs And Choices (Institute for International Economics Monograph Titles) (※サマリーが、ここからダウンロードできる。) こいつは、あの石油のシェルが、自社の長期的なビジネス戦略を立案するために、2025年までの世界の展開についての分析と予測を委託した本だ。いったいシェルは、どういう世界認識のもとにビジネス戦略をたてればよいのか? 本書はそれに対する答えとなる。 さて
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