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小説に関するwalkinglintのブックマーク (5)

  • [書評]カラマーゾフの兄弟(亀山郁夫訳): 極東ブログ

    爽快に読める亀山郁夫新訳が全巻揃うまで読書開始は待とうと思っていたが、最終巻を期待していた春頃、なかなか出ないので、よもやまたかという懸念があったが、7月に5巻で完結した。訳者の苦労に感謝したい。そして50歳になってこのが読めたことを深く自分の人生の喜びとしたい。 大げさな言い方だと自嘲もするし、私など些細な存在だが、この書籍に呪われたような人生だった。私はある意味では早熟でクラソートキンの歳でこの作品に挑んだ。旺文社文庫箕浦達二訳で読み始めたのだった。ロシア語はわからないが(それでも大学で学んだっけと思い出す)良い訳だった。が、二巻までしか出版されなかった。その後旺文社文庫自体が消えた。魯迅もプラトンも鴎外も漱石も私は旺文社文庫で読み、学んだ。 いつの日か箕浦訳が出ると確信していて3年が過ぎ、5年が過ぎ、10年が過ぎた。アリョーシャの歳にもなった。そしてその歳も過ぎた。しかたなく継ぎ接

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    walkinglint 2007/08/23
    > 理性をもって理性を吹っ飛ばす一冊(大冊)が存在することが無性に嬉しい。読み返して、感動もだが、この歳こいて文学の狂気にどっぷりと漬かれた。悪徳なのかもしれないが、幸せだ。文学というのはここまで恐ろし
  •  「Why We Read Fiction」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    Why We Read Fiction: Theory of Mind And the Novel (The Theory And Interpretation of Narrative Series) 作者: Lisa Zunshine出版社/メーカー: Ohio State Univ Pr発売日: 2006/04/30メディア: ペーパーバック クリック: 11回この商品を含むブログ (2件) を見る これは英米文学の専門家であり,認知科学を文芸批評に応用しようとする分野の研究者である著者による,進化心理学的な視点もふまえた上での「何故ヒトは小説を読むのか」というである. 認知科学を応用した文芸批評という概念自体,私にとっては新鮮な響きだ.まず私は文芸批評全般についてまったく無知である.また認知科学を応用した文芸批評が今日どのような状況下についてもまったくよく知らない.アメリカではそ

     「Why We Read Fiction」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
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    walkinglint 2007/08/09
    > 物語は人の心についての読者の認知プロセスを誤らせたり混乱させたりするが,読者はそれを自覚することで自分の認知能力,特に心の理論がきちんとしていることを知り,いわば自分の心が健全であることをチェックで
  • ■茂木健一郎 『プロセス・アイ』Process A.I. - ★究極映像研究所★

    脳科学者・茂木健一郎のSF。 茂木氏が、論証を挙げた緻密な理論の論文としてはまだ構築できないけれど、直感的に把握した大胆な説を、どうしても書きたくて、今回、小説という形態を選択したのではないか、と期待して読んでみました。 ◆心脳問題 前半、世界的脳科学者・川端武史が、ついに人間の意識の秘密を解き明かした「プロセス・アイ」理論を学会で発表しようとする場面までは、特にワクワクして読んだ。 だけれど、後半、解き明かされるかと期待した「意識」と「私」と「志向性」の「物語」は、結局、直接描かれることはなく、肩透かし。 (それを見たある人物のある変容が描かれるところは、なかなか面白いアイディアでグッとくるところもあったけれど、、、、)結局、学者茂木健一郎がまだ直感でとらえているだけで論文として書き上げるのには推測が多すぎるような理論とかを開陳するようなことはなかった。そこに期待していたので、残念な思い

    ■茂木健一郎 『プロセス・アイ』Process A.I. - ★究極映像研究所★
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    walkinglint 2007/07/26
    > いい小説を読むと、読者の脳に生成させるクオリアにとってどんな物語の具象化が必要か、これのつかみ方が凄い。作家の才能というのは、そういうものだと思う。この才能を持った作家はそうそういない。
  • http://d.hatena.ne.jp/SAM/20061218

    walkinglint
    walkinglint 2007/03/09
    あ そうか っていうか SF の場合... > 小説っていうのは基本的に個人内もしくは極めて狭いパーソナルなネットワークの内部で展開され完結する場合が多い。その点に対して自分はどうも最近違和感を感じるんである。
  • Passion For The Future: 沖で待つ

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    walkinglint 2007/02/26
    リアルを内省させるものとしての小説 > それから「働く」ということも現代の小説らしいテーマなのだと改めて気がついた。
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