改正皇室典範が7月17日、国会で可決・成立した。1947年の制定以来、初の実質改正となり、7月24日に公布、3カ月後に施行される予定だ。皇室史に詳しい島田裕巳さんは「改正の作業があまりに強引に進められてきたため、高市政権は世論の支持を失ってしまった」という――。 皇室典範改正後の内閣支持率急落 7月17日、改正皇室典範が成立した。 これは、自民党の麻生太郎副総裁主導の下に進められてきたものだが、あるいはそこに大きな誤算があったのかもしれない。何よりその直後、麻生副総裁が支える高市早苗内閣の支持率は急落してしまったからだ。 誤算はそれだけではない。改正の作業があまりに強引に進められてきたため、世論の支持を失った。 毎日新聞の全国世論調査では、旧宮家から養子をとった場合、生まれた男子に皇位継承の資格を与えることへの賛成は26%に過ぎず、反対の41%を大きく下回った。18、19日の世論調査でも、