欧米で急拡大する「児童向けコミック」 なぜ日本と海外でコミック読書に対する認識の差があるのか。 欧米の現状から見てみよう。 米国の図書館調査では、Z世代やミレニアル世代の過半数(59%)がテキストのみの本よりもグラフィック版(コミック)を選ぶと答えている(※1)。 ニールセンの調査によると、英国で2024年には児童向けグラフィックノベルの売上高が年間2020万ポンド(約38億円)、2025年には2600万ポンド(約57億円)と過去最高規模に拡大した(※2)。 日本のマンガが大人気で読まれている、わけではない。日本は児童向けコミックの輸出では存在感が薄い。 米国の学校図書館調査によると、高校図書館では「生徒に最も人気のあるジャンル」として65%が「マンガ(Manga)」を挙げる一方、小学校図書館では「ユーモア」ジャンルのグラフィックノベルが圧倒的1位(60%)であり、「マンガ」を1位に挙げた