人工知能(AI)が周囲の状況を把握し、ロボットなどの「体」を動かす技術「フィジカルAI」の開発が進んでいる。都内で1月に開催された展示イベントでは、最新技術として紹介された。SF映画のようにキビキビと動くロボットを見ると、期待感と同時に不気味さも感じた。今年は「フィジカルAI元年」とも呼ばれるそうだ。最新技術に危うさはないか、考えてみた。(中川紘希) フィジカルAI 現実世界を認識して理解し自律的に行動するAI。カメラなどを使って周囲の状況を把握し、AIが物理法則を考慮して機械を制御する。あらかじめプログラミングされた通りに動く従来のロボットと異なる。デジタル空間で文章や画像などをつくる生成AIのさらなる発展形とされる。例としては、工場で作業をする人型ロボットや物流搬送ロボット、自動運転車やドローンなどがある。 「こちら特報部」は、東京都江東区の東京ビッグサイトで開催された「ファクトリーイ