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この1年の間に、スタンフォード大学の院生である友人との交流を通じて少し変わった3つの食事を口にする機会があった。それぞれの食事がアメリカの食のトレンドを象徴しているように感じたので、それらを紹介したいと思う。 Dumpster Diving 世界で生産されている食料のおよそ3分の1から2分の1は捨てられている。世界人口のおよそ9人に1人が飢餓で苦しんでいる一方でここまで大量に食品が廃棄されているという不思議さはさておき、食品が捨てられると単に食べものが無駄になるだけではなく、収穫、出荷、貯蔵、加工、包装、輸送、そして販売のために使われた水や化石燃料も無駄になる。さらに、埋め立てゴミとなった食品は(二酸化炭素の20倍以上の温室効果を持つ)メタンガスを排出し温暖化を悪化させることから、食品廃棄は環境にとって百害あって一利なしだ。 もちろん、これらの問題に対してまったくお手上げというわけではなく
フランスの希代の美食家であるブリア・サヴァランは「ふだん何を食べているのか言ってごらんなさい、そしてあなたがどんな人だか言ってみせましょう」といったそうだ。これは、「ドン・キホーテ」の有名な一文「君の友人を教えなさい、そうすれば君がどういう人間か言ってみせよう」をもじったものであるが、示唆に富んだ文である。その人が何を食べるか(もっと正確に言えば、何を食べないか)によって、その人の育ちや信仰、文化的・民族的背景など様々なことを知ることが出来る。 同様に、口コミもそれを書いた人について多くを物語る。ここで試しに、以下に挙げた食べログの口コミを読んで頂きたい。 バラのクリームにたっぷりのフランボワーズをマカロンとともに。ルバーブのアクセント。コレめっちゃカワイイ(*^_^*) 一目ぼれです☆ バラにフランボワーズにマカロンにピンクときたら、女子にはたまらない~! ちょっと高めの価格設定やけど、
海外に長い間住んでいると、日本語の活字を無性に読みたくなることが頻繁にある。青空文庫はその飢えを満たしてくれるサイトのうちのひとつだ。夏目漱石、芥川竜之介、宮沢賢治など名だたる作家の作品が収められているが、中でも太宰治の作品は私にとって特別な存在だ。 太宰治というと、「人間失格」のテーマ及び彼自身の入水自殺のインパクトがあまりにも強いためか、「暗い」「陰鬱」というイメージがあるようだ。例えば、私がまだ日本に住んでいた頃に軽い病気を患って1週間ほど入院していた時のことだ。元来読書が好きだったので、「久しぶりに集中して本を読む時間が出来た」くらいの軽い気持ちで「太宰治全集」を読んでいたら検温をしに来た看護師の方に「大丈夫ですか」と深刻な表情で訊かれたのを今でも記憶している。実際のところ、太宰は一貫して「暗い」作品を書いていたわけではなく、「お伽草紙」「富嶽百景」「走れメロス」などの明るい作品も
Cookpadには様々な使い方が考えられます。真っ先に思い浮かぶものといったら、 夕飯の献立を考える主婦 子どものお弁当の献立を考えるお母さん お客を家に招いて、おもてなし料理を作る必要がある主婦 冷蔵庫の残り野菜を使いきりたい一人暮らしの学生 などが挙げられます。 どのケースにせよ、Cookpadの検索機能でレシピを探し出し、それを作り、食べて満足するというのが一般的な流れでしょうか。つくれぽを投稿せずに、自分のオリジナルレシピを投稿するのでもなく、自分だけの閉じた世界で満足するという実利的な使い方もむろん十分良いですが(むしろ大多数のユーザーがそういう使い方をしているでしょう)、ユーザーをお気に入り登録したりつくれぽを投稿したり、他のCookpadユーザーと交流するのにも独特の楽しさがあると思います。 これを端的に表しているのが、8月下旬にネットで話題になった増加する“クックパッド至上
前回のつくれぽ数の予測に引き続き、今回もCookpadネタです。 皆さんご存知の通り、英語版Cookpad(https://en.cookpad.com)が8月5日にリリースされました。 今のところ、英語圏のユーザがレシピを投稿するのではなく、どうやら日本語版サイトのレシピを翻訳しているみたいです: 日本食の家庭料理のレシピ数では世界一を誇るクックパッドのレシピのなかから、海外の家庭でも手軽に作りやすい人気レシピを英語に翻訳していきます。(中略)オープン当初は約1,500品の掲載レシピ数からスタートし、早期に数万品まで増やしていく予定です (クックパッド英語版『COOKPAD』をリリース) そのため、Cookpadの日本語のレシピと英語のレシピは1対1の関係にあります。例えば「たまにはね♪塩鯖のトマト煮(^m^*)」を英語に翻訳したものは「Salted Mackerel, Simmered
Food, Programming, and Language
「食と機械学習」のコラボレーションをできないかと最近常々考えています。例えば、「地球上に存在する全ての料理本を何らかのアルゴリズムに入力し、人間にとって『美味しい』レシピとはどういう特徴を持つかを学習し、今まで人類が食べたことのないような斬新なレシピを自動生成する」ことが出来たとしたら素晴らしいとは思いませんか? レシピの自動生成はさすがに難しそうなので、今回は人気になるレシピに共通する特徴は何かという問いに答えることを目標とします。具体的には、Cookpadのレシピが与えられたとして、そのつくれぽ数を予測する問題に挑戦してみます。レシピが人気になるか否かの要因としては、どういう材料を使用するか、レシピがどれだけ健康的か、またどれだけ手軽に調理できるかなど様々な要因が考えられますが、今回特に興味があるのはレシピの名前や紹介文などの文章の言葉遣いがそのレシピの人気度にどのような影響を及ぼすか
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