JR東日本サービスクリエーションは22日、普通列車のグリーン料金を支払わず、社員ぐるみで不正利用したとして、「グリーンアテンダント」と呼ばれる乗務員11人を処分したと発表した。不正は紙の切符でグリーン券を購入したように装い、乗務員が専用端末で着席ランプを点灯させる手口だった。同様の手口の不正は2019年にも発覚し、同社は「信頼を著しく損なう行為」と陳謝した。 同社によると、不正があったのは首都圏を走る中央快速線、湘南新宿ライン、東海道線のグリーン車。今年3月から4月にかけて、乗務員2人が勤務時間外に乗車した同僚らに対し、グリーン料金を収受しない不正を15件繰り返していたことが発覚した。 その後の調査で他にも9人の乗務員が不正に関与していたことが分かり、このうち1件は乗務員の友人をグリーン車に無賃乗車させていたという。不正利用は2023年5月から今年4月までに計28件、総額3万1660円に上