アジア政党国際会議(ICAPP)の「発展と国民へのアクセス」に関する特別会議の討論が5日から中国南部にある広西チワン族自治区の南寧で始まりました。日本共産党の緒方靖夫副委員長は、その冒頭の部で発言しました。 緒方氏は、会議に先立つ現地視察の感想を述べた後、世界からアジアの発展が大きく注目され、先進資本主義国の力と地位は相対的に低下しつつある一方で、発展途上国が経済でも政治でもより大きな力をもつ時代になっている世界の動向を描写。発展途上国の未来には、国ごとに具体的条件にそって立案する国づくりで、体制的にもより広い選択肢がひろがりつつあると指摘しました。 さらに、資本主義と社会主義との関係という視点から、21世紀は、地球温暖化の危険への対応、深刻な経済危機の連続、住民の格差と貧困などから、資本主義体制がその存続の資格を問われる世紀になるだろうと指摘。他方、社会主義をめざす諸国にとっても、大きな