フランスからの報道によると現地時間12日午前、南部マルクールの原子力施設で爆発が発生し、英BBC放送によると1人が死亡、4人が負傷しました。 ロイター通信によると、仏核安全局(ASN)は放射性物質の外部への放出はないと説明。爆発は、高レベルのものも含む放射性廃棄物を溶かす炉で発生。ASNは原因は不明としています。 同施設は1955年設立の同国最初の核施設。原子炉は存在せず、核兵器から取り出したプルトニウムでMOX燃料の生産もしているといいます。 同国はエネルギー需要の7割を原発に頼る世界有数の原発国。東京電力福島第1原発の事故を受け、国内58の原子炉で耐性試験(ストレステスト)を実行中といいます。