自民党の高市早苗政調会長が「国家観・歴史観については安倍晋三首相自身、(東京裁判を受け入れた歴代政権と)違った点もある」「侵略という文言を入れている村山談話にしっくりきていない」(12日)と発言。日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)は「慰安婦制度は必要だ」「侵略の定義がないことは安倍首相が言っているとおりだ」(13日)と異常な暴言を吐いています。 これらの発言は、日本の過去の「植民地支配と侵略」を謝罪した村山首相談話(1995年)と、日本軍「慰安婦」問題の強制性と政府の関与を認めた河野官房長官談話(93年)を否定する狙いを秘めたものですが、安倍首相の発言に依拠している点で共通しています。 安倍首相は昨年末の「産経」インタビューで、村山談話と河野談話を見直す発言を行いましたが、日本共産党の志位和夫委員長の追及を受けて日本軍「慰安婦」問題については、発言を「封印」した経過があります。 高支