国連児童基金(ユニセフ)は13日、報告書を発表、国連ミレニアム開発目標(MDGs)の第4目標「2015年までに5歳未満児死亡率を3分の2減らす」の期限内達成は困難な見通しであることを明らかにし、国連機関や各国政府に取り組みの強化を求めました。 報告によると、1990年に出生1000人当たり90人だった5歳未満児死亡率は2012年には48人に減少しました。90年当時、世界で年間1260万人の5歳未満児が死亡していたのに対し、12年には660万人に減少しました。 5歳未満児死亡の減少率は90~95年が年率1・2%だったのに対し、MDGs制定後の05~12年には年率3・9%へと3倍以上になりました。とくに子どもの死亡率が高いサハラ以南アフリカ諸国では年率0・8%から4・1%に、東部・南部アフリカ諸国では1・0%から5・3%に減少傾向がそれぞれ加速しました。 しかし、報告は、12年の年間死亡者66