新型インフルエンザ(H1N1Flu)、通称「豚インフルエンザ」の感染拡大が止まらない。 ここにきて、発生源と見られているメキシコの保健衛生上の対応に疑問の声が上がっている。これまでも他国に比べて死者の数が飛び抜けて多いことが疑問視されていたのだが、突然、メキシコの保健相が、新型インフルエンザで死亡したことが確実な死者の数を大幅に引き下げる発表を行ったのだ。日本でも感染が疑われる旅行者が入管の簡易チェックに引っかかり大騒ぎになったが、結局、新型ではないと判定された。 そもそも新型インフルエンザ(H1N1Flu)によるものかどうか確認するには、遺伝子レベルの照合を行う必要があり、日本でも国立感染症研究所に検体を持ち込まなければ判断がつかないようなものをメキシコではどのように判定していたのか H1N1型による死者の認定数を引き下げたことは、危機の度合いが小さくなったことを意味しない、むしろその逆