自分の命はいくらの価値があるか。即答するのは難しい。だが「50万円」と言われたら---少なすぎると感じる人は多いはず。ましてやそれが、国のために働いた原発作業員ならなおさらではなかろうか。 原発事故処理「初の死者」 5月14日。福島第一原発の事故から約2ヵ月が過ぎたその日、現場で復旧作業に当たる一人の作業員が死亡した。東芝の4次下請けに当たる協力会社から派遣されていた大角信勝さん(享年60)。原発事故に関連して死者が出たのは、これが初めてのことだった。 日本中を被曝させ、世界を震撼させた福島原発事故処理の犠牲者第一号となった信勝さんの遺族は、その後、どのような補償を得たのか。調べてみると、驚くべきことがわかった。なんと、協力会社は、労災申請を検討していたタイ人の未亡人に、わずか50万円の見舞金を渡し、「これで国に帰れ」と突き放したという。 「私の夫の命は、50万円なのか」---信勝さんの妻
トップ > 社会 > 速報ニュース一覧 > 記事 【社会】 中部電力、3年で26億円寄付 浜岡立地で静岡県と4市に 2011年10月18日 12時00分 中部電力が本年度までの3年間に、浜岡原発が立地する静岡県と御前崎市など周辺4市に総額26億3千万円を寄付していたことが分かった。各市は病院建設やインフラ整備などに充てており、寄付金の一部は県や4市側から催促した形。寄付自体に違法性はないものの、県と4市の同意が不可欠となる原発の再稼働問題が注目される中でも巨額の寄付は続いており、「原発とカネ」のいびつさを浮き彫りにしている。 26億3千万円の内訳は、静岡県に16億3千万円、御前崎、掛川、菊川、牧之原の4市に各2億5千万円。 静岡県や中電の見解では、16億3千万円は、運転30年以上となる原発が立地する県に国から支給される「地域共生交付金」の肩代わり。浜岡1、2号機が対象になった。交付金は20
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く