横浜市中区山手町にある私立女子校4校の生徒が、通学電車内での深刻な痴漢被害に悩まされている。通学者の利用が最も多いJR根岸線南行電車(大船方面行き)の横浜-大船間には女性専用車両がないため、生徒の発案で導入を求める署名活動を展開。卒業生や保護者、近隣住民の協力を得て1万5669人分を集め13日、JR東日本横浜支社に請願書を提出した。 署名活動を発案したのは横浜女学院中学・高校の共同の生徒会。電車通学をする生徒の多くは根岸線の南行電車を利用して石川町駅で降りるが、平間宏一教頭によると、学校側に報告があるだけで毎年10件程度の被害が出ている。服の上から体を触られるだけでなく、スカートを切られるケースもあり、「思い出して震えが止まらない生徒もいる。訴え出ないケースを含めれば被害は相当数に上るはず」と平間教頭は憤る。 JR側によると、女性専用車両は痴漢などの迷惑行為を防止するため、平日朝に東京