韓国の韓昇洙首相は14日、中国や北朝鮮が韓国の国家機密を入手するためコンピューターのネットワークへの不正侵入を図っていると警告した。地元メディアが報じた。 韓国の情報機関、国家情報院当局者はこれに関連し、過去4年間にわたり中朝が計約13万件の政府関連情報を入手したとしている。流出したデータの中身は不明。一部新聞は国家安全保障や外交に絡む「重要情報」も含まれていると報じた。 韓昇洙首相は14日の閣議で、国家情報院からの情報を引用し、中朝を発信源とするハッキング行為による情報流出は極めて深刻な状況にあると指摘した。 その上で、私的なコンピューターなどでデータを不注意に扱う公務員の緩慢な危機管理意識が一因と苦情を呈した。 地元メディアによると、首相の苦言を受け、政府省庁は今月から月1回、不正侵入防止対策としてコンピューターシステムの検査を実施することを決めた。 北朝鮮によるハッキングについては、