震災で天井の一部が落ちた日本科学未来館の「たとえ落ちたとしても、大事に至らない天井」への改修という発想 お台場にある日本科学未来館は3.11の震災で一部のフロアの天井が落ちるなどの被害が出たため、2011年5月末まで休館です。が、6月からの開館に向けて目からウロコが落ちるようなメッセージを出してきました。壊れないようにする、じゃなくて、壊れるものは壊れるんだからという着目点。ある意味逆転の発想かもしれません。 落ちるものは落ちる 巷でいわゆる耐震基準などに起因する話題が毎日目に入ってくる今日この頃ですが、この日本未来館も御他聞に漏れず、3.11の揺れの中で一部の天井のパネルが落下する被害が出ました。実はこの天井パネルの落下というのは今回の震災でも各所で発生していて、たとえば都内でも九段会館では不幸にも死者が出る事態となってしまいました。 よくよく考えると建物としての天井構造がそのままむき出