2020年夏季五輪招致について、東京都の石原慎太郎知事は27日の定例記者会見で、「所信は(6月17日開会予定の)都議会で申し上げる。やっぱりたいまつの火は消さない方がいいと思う」と述べ、再立候補に前向きな姿勢を示した。 東京都は16年夏季五輪招致に名乗りをあげたが、09年10月の国際オリンピック委員会総会でブラジル・リオデジャネイロに敗れている。 石原知事は4選を決めた今年4月、「復興の中で、夢を持ち直すのは日本人にとっていいこと」と五輪招致の意義を説きながらも、東日本大震災の発生から時間がたっていないことから「難しい見極めをしないといけない」と、慎重に検討する考えも示していた。