米ハーバード大など世界の有力大学が採用する大学受験資格「国際バカロレア(IB)」取得のための教育課程が、2015年4月から日本語でも行われる。 国際バカロレア機構(本部・スイス)と文部科学省との合意で決まった。 東京学芸大付属国際中等教育学校や北海道、愛知、福井県などの国公私立高約20校が授業を始める準備を進めており、今年10月以降、順次認定申請の手続きに入る。 日本語授業が導入されるのは、生物、化学、世界史、政治経済などで、カリキュラム全体の3分の2。英語や数学、芸術は従来通り英語で行われ、語学力を担保する。日本語授業に伴い、17年11月以降、成果を測る最終試験も日本語で行われる。IBは、世界約2000大学が大学受験資格として認めており、最終試験で高得点を取ると、個別の入試を免除する大学も多い。 政府はグローバル人材育成の一環として、IB導入校数の目標を18年までに200校と定めているが