安保法制の賛否で、日曜日に行われたデモの参加者数に関する議論や、国会での強硬採決の是非などについて、ネットではさまざまな議論というか意見が飛び交っている。 数字や審議時間の多寡なんていうのは、それぞれの立場で評価も違う。だからこそ、民主主義の前提として大事なのは、共通な意志決定ルールの明確さと、そのルールの尊重だと、私は思っている。 たまたま、今週は、イーサネットや無線LANに限らず、さまざまな標準を策定し、国際的な普及を勧めてきた、IEEE-SA(Standard Association)のトップレベルにあるSASB(The Standards Board)の会合が東京で開催されている。ここでは、組織としての意思決定は、所謂多数決にっよって行われているが、そこには厳密なルールとしてRobert’s Rules of Orderが存在している。そこで、この機会に、集団的意志決定ルールについ
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