先日、ブルームバーグで少し気になるニュースを見つけました。 ある研究結果から、「貧富の差が大きい国や地域では、お金持ちは普通の人よりもケチになる」ことが分かったらしいのです。 米科学アカデミー紀要に今週発表された研究は、貧富の差と利他主義との関係を調べた最初のものだ。米国でのこれまでの一部の研究では、金持ちは中産階級よりもけちであることを示した。しかし欧州と日本での研究では、同じ傾向は見られなかった。 (中略) 論文の執筆者たちは、富が少数の人に集中するとこれらの金持ちは「自分は他の人より重要で多くの物を受け取る資格がある」と感じるようになり、「自分がお金を持っているのは正しいことだと確信」する結果、他人に施しをしようという意志がなくなるのかもしれないと分析している。(『「金持ちはけち」は米国だけか、日欧の「謎」で新研究-鍵は貧富の差』、ブルームバーグ、2015/11/27) 米