主催した「桜を見る会」であいさつする安倍晋三首相(中央)=東京都新宿区の新宿御苑で2019年4月13日午前9時1分(代表撮影) 自民党の森山裕国対委員長は4日午前、首相主催の「桜を見る会」を巡る問題について、「国民の理解もいただきつつあるのではないか」と述べた。自民、公明両党の幹事長、国対委員長の会談後、東京都内で記者団に答えた。 森山氏は、安倍晋三首相が参院本会議で2度、答弁をしたことなどを挙げて「議論を重ねてきた」と強…
主催した「桜を見る会」であいさつする安倍晋三首相(中央)=東京都新宿区の新宿御苑で2019年4月13日午前9時1分(代表撮影) 共同通信社が23、24両日に実施した全国電話世論調査によると、安倍内閣の支持率は48・7%で、10月の前回調査から5・4ポイント減った。不支持率は38・1%。公費による首相主催の「桜を見る会」に関する安倍晋三首相の発言を「信頼できない」との回答は69・2%に上り、「信頼できる」は21・4%にとどまった。 支持率が50%を下回ったのは7月調査以来、4カ月ぶり。不支持の理由として「首相が信頼できない」と答… この記事は有料記事です。 残り790文字(全文993文字)
自民党本部で開かれた税制調査会の会場入り口に立てられた看板=東京都千代田区で2019年11月21日午後2時18分、深津誠撮影 自民、公明両党の税制調査会は21日、それぞれ総会を開いて2020年度税制改正に向けた議論を本格スタートさせた。12月12日をめどに与党税制改正大綱を取りまとめる。10月に消費税率を引き上げたばかりとあって今回は増税を極力避け、企業に投資を促す法人税減税など企業支援策を中心に検討する見通しだ。【藤渕志保、深津誠】 「未来を先取りし、公正で公平な税制を築いていく。責任ある議論を展開してほしい」。自民党の総会でこうあいさつした甘利明税調会長が、特に力を入れるのは「イノベーション(技術革新)減税」の検討だ。
主催した「桜を見る会」であいさつする安倍晋三首相(中央)=東京都新宿区の新宿御苑で2019年4月13日午前9時1分(代表撮影) 内閣府の大塚幸寛官房長は20日の衆院内閣委員会で、首相主催の「桜を見る会」の招待者名簿を野党から資料要求された5月9日に廃棄したことについて、遅滞なく大型連休前に廃棄しようとしたもののシュレッダーが空いていなかったから連休後になったと説明した。資料要求した本人の共産党の宮本徹氏への答弁。宮本氏は「国会の監視を逃れるために資料要求の日に廃棄する。民主主義の危機だ」と反発した。 宮本氏は国会での質問に備え、5月9日に資料を要求したという。内閣府の招待者名簿の保存期間は1年未満。大塚氏は「廃棄分量が多いので、通常の事務室にあるシュレッダーではなく大型のシュレッダーを使おうとしたら、なかなか各局の使用が重なった。担当職員も基幹業務職員ということもあり、もろもろの調整の結果
阪急電鉄の中づり広告が批判を呼んでいる。働く人への啓蒙(けいもう)メッセージを掲載したものだが、「時代にそぐわない」「不愉快だ」といった声が多く寄せられ、阪急電鉄は10日で広告をとりやめることを決めた。【今村茜/統合デジタル取材センター】 問題視された広告は、阪急電鉄が神戸線など3線で各1編成の車両を「はたらく言葉たち」という書籍から抜粋したメッセージ広告で埋めた「ハタコトレイン」。阪急電鉄と、同著を発行したコンサルティング会社・パラドックスの共同広告事業だ。1~8両目の車両すべての中づり広告が「毎月50万円もらって毎日生きがいのない生活を送るか、30万円だけど仕事に行くのが楽しみで仕方がないという生活と、どっちがいいか。 研究機関研究者80代」「私たちの目的は、お金を集めることじゃない。地球上で、いちばんたくさんのありがとうを集めることだ。 外食チェーン経営者40代」な…
陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備候補地について、秋田市の陸上自衛隊新屋(あらや)演習場を東日本では「唯一の適地」とした防衛省の調査報告書のデータに複数の誤りがあったことが明らかになった。同省によると、新屋演習場を除く候補地として検討された青森、秋田、山形各県の国有地と陸自弘前演習場の計19カ所のうち、レーダーの妨げとなる山の仰角を調べた9カ所全てで実際より過大な数値を記し、「不適」と結論づけていた。適地選定の正当性が揺らぐ事態となっている。 防衛省は、データを修正しても「新屋演習場が唯一の適地であることに変わりない」としているが、秋田県の佐竹敬久知事は「信頼感を著しく損なう」と表明。新屋演習場周辺の住民らから「再調査」を求める声も出ており、来年予定の同県の受け入れ判断にも影響しそうだ。
政府は数年後をめどに、1万円などの紙幣の肖像画を変える準備に入った。肖像画の変更は2004年以来となる。政府関係者が9日未明、明らかにした。 1万円札は第一国立銀行や東京証券取引所など多くの企業を設立、経営した実業家、渋沢栄一▽5000円札は津田塾大学の創始者、津田梅子▽1000円札は「近代日本医学の…
第2次安倍政権発足から26日で6年を迎えるのを前に、記者団の質問に答える安倍晋三首相=首相官邸で2018年12月25日午後6時28分、川田雅浩撮影 安倍政権は26日、2012年12月の第2次内閣発足から6年を迎える。安倍晋三首相の自民党総裁任期は21年9月まであり、第1次内閣と通算した首相在任日数は来年11月20日に戦前の桂太郎(在任期間2886日)を抜いて歴代最長になる。来年春の統一地方選と夏の参院選で勝利し、求心力を維持できるかどうかが首相の当面の課題になる。 首相は25日、首相官邸で「6年前に政権を奪還し、国民の負託に応えるために一日一日、全力を尽くした」と記者団に語った。7年目に向けては「来年は皇位の継承がある。日本の明日を切り開いていく一年、日本が明るく輝いていく一年にしたい」と抱負を述べた。
携帯電話などに欠かせないレアアース(希土類)が、小笠原諸島・南鳥島(東京都)周辺の排他的経済水域(EEZ)の海底に世界需要の数百年分あることが分かったと、東京大や海洋研究開発機構などの研究グループが10日付の英科学誌サイエンティフィック・リポーツに発表した。 レアアースは現在、生産量の9割を中国が占めている。グループは2013年、南鳥島沖の海底に高濃度のレアアースを含む泥(レアアース泥)があることを発見。調査船で15年までに南鳥島沖南250…
学校法人「森友学園」への国有地売却に関する決裁文書の書き換えについて西村康稔官房副長官から説明を受けた後、記者団の質問に答える自民党の森山裕国対委員長=国会内で2018年3月12日午前10時32分、川田雅浩撮影 学校法人「森友学園」への国有地売却に関する決裁文書を巡る疑惑で、財務省は12日午前、文書に書き換えがあったと認める調査結果を自民、公明両党に報告した。書き換えは同省理財局が主導し、関連文書14件で数十カ所に上るとしている。書き換えの時期は昨年2月下旬から4月。書き換え前の文書には、森友学園の籠池泰典前理事長の発言として安倍晋三首相の妻昭恵氏に関する記述があり、書き換え後は削除されていた。与党幹部が明らかにした。 自民党の二階俊博幹事長は12日昼、西村康稔官房副長官と財務省の福田淳一事務次官から「決裁文書に書き換えがあった」と報告を受けた。同省は午後の参院予算委員会と衆院財務金融委の
東京都大田区の町工場の経営者らが集まって五輪出場を目指す「下町ボブスレープロジェクト」。平昌冬季五輪で「下町ソリ」を使う契約を結んだジャマイカチームは、最終的にラトビアのBTC社製ソリを使った。 なぜ下町ソリは採用されなかったのか。ジャマイカチームは走行テストでBTC社製より2秒遅かったことを理由の一つに挙げたが、2台の条件が違いすぎ、正確な比較だったとは思わない。だが、差はあった。取材で見えてきたのは、ソリを製作する力ではなく、ものづくり志向を超えた、乗り手への「共感力」の差だ。五輪を前に、100分の1秒を縮めようと戦う選手やコーチに信頼してもらえなかったことが、残念な結果を招いた要因ではないか。
安倍晋三首相が25日の記者会見で衆院解散・総選挙に踏み切る理由に挙げたのは「消費増税分の使途見直し」と「北朝鮮対応」だった。いずれも与野党が問題意識をほぼ共有するテーマで、選挙の争点とは言い難い。「大義なき解散」批判をかわそうと急ごしらえの大義を後付けした結果、首相の説明は随所にほころびが目立った。「森友・加計」問題の説明とともにその矛盾点を指摘し、国民に信を問う意味を考える。
731部隊員だった父の証言を語り継ぎ、著書を出版した神谷則明さん=名古屋市緑区の自宅で2017年6月24日、吉富裕倫撮影 旧日本軍が中国人捕虜らに人体実験を行った「731部隊」の史実を残そうと、名古屋市緑区の元高校教諭、神谷則明さん(66)は今月、部隊員だった父の証言をまとめた著書「長き沈黙 父が語った悪魔の731部隊」(かもがわ出版)を出版した。「父は蛮行を悔い、戦争で何が起きたか知ってほしいと勇気を出して証言した。その遺志を継ぎたい」と話す則明さんは、脳出血の後遺症で右半身が不自由となりながら、講演活動を続けている。【吉富裕倫】 則明さんの父、実さんは愛知県一宮町(現一宮市)出身。1940年に731部隊に入り、当初は炊事を担当した。その後、医師による実験を手伝った。試験管に入れたノミを中国や旧ソ連の捕虜の手に押し当ててペストに感染させたり、ペスト菌爆弾で捕虜の体に付着したノミを数えたり
サイトポリシー 利用規約 著作権 個人情報 特定商取引法に基づく表示 ご意見・お問い合わせ(FAQなど) リリース デジ毎ブログ 毎日新聞のニュースサイトに掲載の記事・写真・図表など無断転載を禁止します。著作権は毎日新聞社またはその情報提供者に属します。 Copyright THE MAINICHI NEWSPAPERS. All rights reserved.
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く