【ワシントン=犬塚陽介】クリントン米国務長官は15日、ワシントン市内で演説し、インターネットへの「接続の自由」は、表現や集会の自由に共通する基本的な人権の一つとの考えを示し、規制を続ける中国やイランなどを批判した上で、政治、経済の両面からネット弾圧の継続を「長期的に持続させることは困難だろう」と警告した。 クリントン長官はインターネットが「21世紀の公共空間」になっていると指摘し、中国は「政府が内容を検閲している」と述べ、特定語句の検索を「エラーページに誘導している」と批判した。 一方で、中国は「ネット検閲と経済成長の両立」を成し遂げているように見えるが、ネット検閲は長期的には経済の「成長と発展を抑制する」と指摘。同様の規制を敷くミャンマーやキューバ、ベトナム、イランなども含め、長期的には抑圧の停止か経済発展の喪失という「独裁者のジレンマに直面するだろう」と警告した。 クリントン長官は、現