校内研修に熱心で、能力はあるのに自信がない-。OECDが25日に公表した国際教員指導環境調査で、こんな日本の教員像が浮かび上がった。学級運営について各国の教員のほぼ8~9割が自信を持っているのに、日本で明確な自信を示したのは約5割にとどまったのだ。一方、日本の教室は静かで規律が保たれているとの調査結果もあり、文部科学省では「自信がないというより、謙虚で自己評価が控えめな国民性の表れ」と受け止めている。 調査によると、日本の教員の平均年齢は42歳で参加国平均の43歳とほぼ変わらないが、受け持ちの生徒数は1学級当たり31人で、平均より7人も多い。仕事時間は1.4倍で、授業以外の一般事務にも平均の2倍近くの時間を費やしている。 日本と各国の教員の違いは、意識の面で大きいようだ。 学級運営や教科指導への自己効力感(自信)について聞いたところ、「生徒を教室の決まりに従わせる」との設問に、「非常によく