NTTドコモの春モデルとして登場したLG電子製の「L705i」と「L705iX」の2機種。それぞれ異なるアプローチで日本市場でのシェア拡大を狙うLG。同社マーケティング企画の尾花圭介氏と広報の金東建氏に開発コンセプトを聞いた。 ■ 使いやすさにこだわった「L705i」 LG電子 広報の金東建氏(左)とマーケティング企画の尾花圭介氏 ――まず、L705iの開発コンセプトを教えていただけますか。 尾花氏 L705iは、使いやすさとデザインを両立させようという基本コンセプトのもとに開発が行なわれた製品です。ご存知の通り、「らくらくホン」というシニア層をターゲットとしたジャンルが、既に別の国内メーカーさんによって開拓されています。でも、現在の携帯電話の主戦場となっている90Xi系、70Xi系というのは20代~30代を中心に、40代ぐらいまでを購買層としていて、シニア層と呼ぶには早すぎる中間の世代、
3月3日の三菱電機の携帯端末事業撤退発表に続き、10日にはソニー・エリクソンの事業見直しが報じられるなど、にわかに端末メーカーの動きが目立ってきた。日本のケータイ市場に何が起こっているのだろうか。 ■ ドコモの主要端末メーカーの一角が崩れる 3月3日にお伝えした三菱の携帯事業撤退のニュース 「P」「N」「D」「F」――本誌読者なら、今さら説明するまでもないが、NTTドコモに長く端末を供給し続けてきた端末メーカー4社のブランド(型番)だ。長く端末を供給してきたというよりも、iモードをはじめとする日本のケータイ業界を牽引してきた主要メーカーと言っても差し支えないだろう。ムーバ時代から圧倒的な強さを誇ってきた4社だが、三菱電機の携帯端末事業撤退により、ついにその一角が崩れることになった。 Dのケータイと言えば、みなさんは何を思い浮かべるだろうか。世代によって、少しずつ違いがあるかもしれないが、最
パナソニック モバイルコミュニケーションズ製「P905iTV」は、先に発売されたWオープンスタイルの「P905i」と同じくパナソニックのテレビブランドを冠したVIERAケータイだ。だが、「iTV」という型番が示す通り、大画面をアピールするデザインを採用し、テレビのみならず、いつでもどこでも高画質な映像を楽しむプレーヤーを目指したのだという。 プロジェクトマネージャーの山口 徹也氏、商品企画担当の野中 亮吾氏、映像技術担当の横山 洋児氏に、開発コンセプトや技術の仕組みなどを聞いた。 ■ 大画面が「進化のポイント」 3.5インチ液晶を搭載 左から横山氏、山口氏、野中氏 ――最初に「P905iTV」を目にしたときから、3.5インチという画面サイズが印象的でしたが、こういったスタイルを採用した理由は? 野中氏 905iシリーズ全てがワンセグ機能を搭載する中、自社内でも「P905i」という特徴的なス
高画素化の波「フルHD」が到来 薄型テレビで「フルHDパネル」とは、一般的に水平1920×垂直1080ピクセルの解像度を備えたパネルを指す。この数値はハイビジョン放送(1080i/1125i)に対応したものであり、「フルHD」を名乗るパネルを搭載したテレビならば、ハイビジョン放送を放送そのままのクオリティで楽しめることを意味する。 2004年を過ぎたあたりからフルHD対応をうたう薄型テレビは販売されていたが、当時は中心価格帯が100万円前後と高価であり庶民にとっては高嶺の花。しかもパネルサイズは軒並み40インチ以上で、設置場所も限られていた。しかし、近年では対応製品の低価格化も進んだことでフルHD対応テレビも一般的な存在となりつつあるほか、シャープ「AQUOS Gシリーズ」など32V型というサイズながらフルHDを実現した製品も表れている。 次の波は「4K2K」 薄型テレビにおける高画質化の
ロジテックは3月12日、携帯やポータブル音楽プレーヤーをカラオケにする簡易カラオケキット「LAT-PKARA01シリーズ」を発表。3月下旬に発売する。 LAT-PKARA01シリーズはボーカルカットやエコーモードなどの機能を備え、接続した音楽プレーヤーで再生する音楽データのみでカラオケを楽しめる製品。ライン入力端子(ステレオミニプラグ)とFMトランスミッター機能を搭載し、ケータイと接続するための平型イヤフォン端子変換ケーブルも付属する。 本体サイズは35(直径)×175(高さ)ミリ、重量85グラム。FM送信周波数は88.3/88.5/88.7/88.9MHz、見通し到達距離5メートル。単4乾電池2本で約4時間の連続使用が可能。カラーはシルバーとホワイトの2色を用意する。
3月10日、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズがドコモ向け端末の開発見直しを図っていることが明らかになった。これは同日、一部で報道された“ドコモ向け端末から撤退”というニュースを受けて正式にコメントしたものであり、当面の間は国内市場向けの端末供給を続けると事態の収拾を狙ったものだ。だが、「見直し」の内容については深く言及されておらず、今後も国内市場にどれだけリソースを割くかについては不分明な状況が続いている。 ソニー・エリクソンだけではない。先日は三菱電機が携帯電話事業からの撤退を表明したばかりだ。携帯電話メーカーを取り巻く市場環境に何が起きているのか。 今回のMobile+Viewsでは、急転する端末市場の現況と今後の動向について読み解いていく。 ドコモの新販売方式が“引き金” ここにきて相次いだ携帯電話メーカーの撤退や不振。その原因を手繰っていくと、予想以上に大きかった「
39万9000円の“富裕層向け”高級携帯──「fanfun. 815T」Cosmic Shiner exclusive ビーナスインターナショナルとモバイルファクトリーは3月14日、富裕層向けの高級携帯「fanfun. 815T」Cosmic Shiner exclusiveを発売する。 fanfun. 815T Cosmic Shiner exclusiveは、1000台限定の特別モデルで、価格は39万9000円。支払い方法はクレジットカードのみ。購入するためには専用IDが必要で、IDはクラスマガジン「SEVEN HILLS」4月号などに掲載されているほか、モバイルファクトリーからの招待状などに記載されている。またモバイルファクトリーのサイトで一定の審査を通過すると取得できるほか、購入者からの紹介でも購入は可能だ。 Cosmic Shiner exclusiveの総合デザイン監修は山本寛
2008年に開局55周年を迎える日本テレビが、現在取り組んでいる技術研究テーマを紹介する展示会「デジテク2008」を開催した。この展示会では、放送を送出するための技術や番組制作を支える技術、将来のメディア像を予見させる技術など、放送に関連する技術を幅広く展示しており、携帯電話関連の技術も披露された。 東京マラソンの中継で活躍したFOMA「A2502 HIGH-SPEED」 2月17日に開催された「東京マラソン」は、日本テレビが朝から夕方まで生中継を行った。番組内では日本テレビのアナウンサーやタレントが42.195キロを懸命に走っていたのが印象的だったが、その中継で活躍していたのが、ソニーの高画質リアルタイム映像伝送システム「ロケーションポーター」だ。 このシステムは、ビデオを持ったカメラマンが送信用のタブレットPCを背負い、映像をインターネット経由でテレビ局内の映像受信用デスクトップPCに
iモード.netのTOPページ。「iモード.net」のログイン画面。IDとパスワードはドコモのWeb総合サポートサイト「My DoCoMo」と共通なので、iモード端末からでも確認できる。IDの入力は2回目以降省略が可能だが、パスワードは毎回入力が必要となる iモードメールをPCで送受信可能にするドコモのサービス「iモード.net」が始まった。 iモード.netは、ドコモのFOMAやムーバ(2G)端末で利用できるiモードメールをPCでも送受信できるようにするサービスだ。利用料金は月額210円(税込み)。なお「2in1」利用時は“Aアドレス”のみが対象となり、追加電話番号分の“Bアドレス”では利用できない。 このサービスはいわゆるWebメールであり、ドコモのメールサーバに保存される携帯メールをPCのブラウザを使って参照するものとなる。そのため、POP3やIMAPなどによるメールソフトからはアク
忘れちゃいけないメンテの基本 PCを使っていくうえで忘れてはならないのが、システムやHDDなど諸々のメンテナンスだ。トラブル発生ですべて再インストール、なんて考えただけでもめまいがするし、そうでなくてもシステムはできるだけクリーンな状態のほうが、安定してサクサク動いてくれる。 Windowsだと、HDDのエラーチェックやディスクの最適化(デフラグ)、ディスクのクリーンアップ(不要ファイルの削除)といった基本メンテ機能はシステムに用意されている。逆に言えば、標準で用意されているそれらの機能を定期的に実行しておけば、最低限のメンテナンスはできているということだ。 ディスクユーティリティに“+α”が必要 それでは、Macにもそういったシステム標準の“最低限のメンテ機能”はあるのだろうか? もちろんある。Macでこれに該当するのは、ディスクユーティリティに用意されている「アクセス権を検証・修復」「
ラジオ街から電化製品街、PC街、そして“萌え”の街へ。戦後以来、姿を変えてきた秋葉原(アキバ)。「アキバは知を集積し、全国に伝える現代の高野山だ」――秋葉原再開発計画を推進し、「秋葉原クロスフィールド」をプロデュースした東京大学客員教授の妹尾堅一郎さんが3月12日、情報処理学会のイベント「ワクワクIT@あきば2008」で「アキバ学ことはじめ」をテーマに講演し、アキバの歴史や特殊性、将来性を語った。 ラジオ街から萌えの街へ 戦前の秋葉原は「あきばっぱら」と呼ばれる原っぱだった。火事の際、江戸城や寛永寺への延焼を防ぐための火除け地で、秋葉原という名の由来となった「秋葉神社」(台東区)も火除けの神社だ。「あきはばら」と呼ばれ始めたのは戦後、JRの秋葉原駅が「あきはばら」という読みを付けたことに由来する。 戦後、アキバはラジオ街に変わった。ラジオ部品などを売る露天商が集まって商売していたのを、GH
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文部科学省文化審議会著作権分科会の委員などを務める、IT・音楽ジャーナリストの津田大介氏が、ネット時代のコンテンツトレンドを解説する。 ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の大手、ミクシィが新利用規約をめぐって、ネット上が揺れている。 事の発端はミクシィが3月3日に発表した新利用規約案。4月1日から適用されるとした新規約の一番のポイントは18条に書かれたミクシィユーザーが書いている「日記」の著作権の扱いだ。 ■ ミクシィが発表した新利用規約(引用) 第18条 日記等の情報の使用許諾等 本サービスを利用してユーザーが日記等の情報を投稿する場合には、ユーザーは弊社に対して、当該日記等の情報を日本の国内外において無償かつ非独占的に使用する権利(複製、上映、公衆送信、展示、頒布、翻訳、改変等を行うこと)を許諾するものとします。 ユーザーは、弊社に対して著作者人格権を行使しないものとします。
mixiやニコニコ動画などで1円単位での“投げ銭”を募ることできるサービス「billio.com」の手数料が、3月14日から無料となった。 従来のbillioの投げ銭手数料体系では、1円の投げ銭を行うにも最低10円の手数料が必要であり、サービススタート時より「少額の投げ銭には抵抗がある」との意見が多くのユーザーから寄せられていたという。 今回の改訂により、1円〜50円の手数料が無料となった。51円以上は「billio送金」として3円からの送金手数料が適用される。料金体系は以下の通り。 51円〜100円 手数料3円 101円〜200円 手数料5円 201円〜500円 手数料10円 501円〜1000円 手数料20円 1001円〜2000円 手数料30円 2001円〜5000円 手数料50円 5001円〜手数料99円 billioは、個人でも1円単位での投げ銭や寄付を募ることができるサービス。
2008年3月14日に、東京・千代田区で開催された「オンラインゲーム」と「コミュニティ」のカンファレンス「OGC2008」では、最新のオンラインゲームの市場動向について、有限責任中間法人日本オンラインゲーム協会(略称:JOGA)より報告が行われた。 なお、今回発表された数値については「オンラインゲーム市場統計調査報告書2008」の速報値のため、再精査後に変更される可能性があるので、あらかじめご了承いただきたい。 サービス会社の減少が顕著に 今回の報告は、JOGA会長 植田修平氏と、同事務局 川口洋司氏から行われた。 まず、オンラインゲームを提供するメーカーの推移について、説明が行われた。2006年はオンラインゲームを提供するメーカーが128社あったが、2007年では115社に減少。事業を取りやめたメーカーはオンラインゲームを一事業部として行っていたところが多いとのことだ。 オンラインゲーム
ニコニコ動画は単なる動画共有サイトではなく、ほかのユーザーと動画を見ながら語りあったり、感想を言い合ったりする「感情を表現し、共有する場」だ――3月14日に東京都内で開催されたオンラインゲーム開発者向けのカンファレンス「OGC 2008」において、ニコニコ動画を運営するニワンゴの代表取締役社長、杉本誠司氏が講演し、ニコニコ動画の現状と、目指している方向について述べた。 杉本氏によれば、ニコニコ動画を開発した動機として、「これまでの動画サイトは映像が流れてくるだけで、臨場感がなかった。もっとその臨場感を共有できたら、という思いが根底にある」と話す。 累計登録者数は3月11日時点で580万人。このうち、「プレミアム会員」と呼ばれる有料会員数は19万2000人、携帯電話での利用会員は119万人だ。 男女比を見ると、男性が71%、女性が29%。年齢別に見ると20代が圧倒的に多く47%、次いで10代
Googleは米国時間3月13日、ブラウザ版の「Google Sky」を発表した。「Google Earth」のダウンロードを希望しないユーザーは、このブラウザ版を利用することが可能になる。 ブラウザ版では、拡大や縮小、惑星や銀河の検索ができる。また、赤外線、紫外線、X線、マイクロ波の画像で天体を見ることができる。 ハッブル望遠鏡などから得られた素晴らしい画像のギャラリーもある。また、ポッドキャストを聞いたり、宇宙の歴史地図を見たりができる。 このアプリケーションの裏話としては、開発がスタッフエンジニアに加えて、ブエノスアイレス出身のDiego Gavinowich氏によって行われた点がある。同氏は、Googleが開催したLatin America Code Jamの決勝出場者で、過去3カ月を同社のインターンとして過ごした、とGoogle Blogには書かれている。 数週前、Microso
YouTubeは3月12日(米国時間)にAPIを拡張したが、YouTubeのビデオプレーヤーをベースに新しいアプリケーションを開発し始める前に、利用規約を確認するのが賢明かもしれない。 利用規約には、開発者ができること、できないことについて、多くのことが書かれている。特に、開発者が利益を上げるつもりならなおさら注意が必要だ。まず、YouTubeは「APIは非営利目的に使用される」と明言している。具体的に言うと、利用規約は「広告収入または視聴料金などの収入を得ることを主目的」としてAPIを利用すること禁じている。 利用規約は、続けてこう述べている。「YouTubeの動画コンテンツのみ、または大量のYouTubeの動画コンテンツで構成されているのでない限り」、APIを利用して、広告が掲載されているブログやウェブサイトでYouTubeのコンテンツを公開することは許される。 当然ながら、Googl
UPDATE AOLがソーシャルネットワーキングサイト(SNS)のBeboを買収した。これは予想外の動きだった。買収価格は現金で8億5000万ドルである。 4000万人以上の加入者を擁するBeboが売りに出されているといううわさは数カ月前から出ていた。報道では買収金額は10億ドルではないかと言われていたが、潜在的な買い手についてはほとんど手がかりがなかった。BeboはすでにAOLとAIMメッセージクライアントで提携し、両サービス間の友人招待の相互運用性を促進しようとしているが、想像力が最も旺盛なブロガーでさえAOLが最終的にBeboを買収することは予想していなかったようだ。 皮肉なことに、AOL自身も買収のターゲットとして話題に上っていた。AOLを運営しているTime Warnerの最高経営責任者(CEO)であるJeffrey Bewkes氏は最近、AOLをスピンオフさせるか売却する計画に
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