一部新聞が、「ソフトバンクが携帯電話向けの放送事業に乗り出す」と報じている。来年にも放送免許を申請し、試験放送に乗り出す方針。 放送のデジタル化により、現在UHF放送が使用している470M~770MHzのうち、710M~722MHz帯には空きができる。総務省はこれに合わせ、この帯域を通信と放送の融合を推進する新技術やサービスに対し割り当てる案を検討しているが、ソフトバンクはこの周波数帯の獲得を目指す方針だ。 ソフトバンク広報室によれば、「あくまで総務省の認可が前提となるが、米Qualcommの『Media FLO』を活用した携帯電話向けの放送事業を前向きに検討しているのは事実。ただし詳細についてはまだ何も決まっていない段階」だという。 MediaFLOは、米Qualcommが開発した技術。FLOはForward Link Onlyの略で、下り方向のみのデータ通信を行う、携帯電話向けに特化し