藤原竜也さん主演のNHKドラマ『海底の君へ』、脚本の監修も担当した精神科医・批評家の斎藤環氏が、いじめの後遺症について連続ツイート。エビデンスのある「後遺症」の研究結果も紹介。
アウトサイダー・アートの世界―東と西のアール・ブリュット 作者: はたよしこ出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2008/01/31メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 138回この商品を含むブログ (27件) を見る斎藤環の論考より(p.166): アール・ブリュットと向き合うための倫理綱領は、おおむね以下のようなものになるだろう。 (1)「批評」の禁止。 (2)「鑑賞」の禁止。 (3)「診断」の禁止。 〔…〕 それゆえ、倫理綱領に第四項目が加えられる。 (4)目撃し、関係せよ。 これこそ、斎藤が患者の作品を排除し、それを搾取する構造となっている(参照)。彼は患者を、自分と対等には批評しない。そのうえで、自分のために利用する。 つまり批評の禁止は、搾取している鑑賞者にも向けられている: 「批評をあきらめた鑑賞者を、批評してはならない」 ――彼は観客席から、被差別民を見て楽しむ
斎藤環さん ■斎藤環さん=精神科医 ――ぐっと右傾化して、自民党が政権に復帰しました。 「自民党は右傾化しているというより、ヤンキー化しているのではないでしょうか。自民党はもはや保守政党ではなくヤンキー政党だと考えた方が、いろいろなことがクリアに見えてきます」 ――ヤンキー……ですか。… 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方)無料登録で気軽にお試し! サービスのご紹介は こちら ※有料記事の一部を自動で取り出して紹介しています。関連記事斎藤環さんに聞く「治癒できる『いじめ後遺症』」(12/21)世界が土曜の夜の夢なら 斎藤環〈著〉(8/19)PR情報
日本の精神医療史―明治から昭和初期まで [著]金川英雄 本書は、精神医学史に関する類書の中でも飛び抜けてユニークだ。扱う時代は明治から昭和初期とごく短く、官報などからの引用が多い文章はいささか読みづらい。しかし斬新すぎるその切り口で、最後まで一気に読ませる。 特異な点は二つある。第一に、精神医療を隔離・監禁の歴史としてたどっている点。それゆえ感染症の隔離政策に関する記述も多い。第二に、本書の約半分が朝鮮半島における西洋医学導入の歴史に割かれている点。とりわけ韓国の精神医療史のこれほど詳しい紹介は、私が知る限り本書が初めてだ。 著者はまず、わが国の精神医学の礎を築いた東京帝国大学神経病学講座の教授・呉秀三と樫田五郎の著書『精神病者私宅監置ノ実況及ビ其(その)統計的観察』(1918年)を詳しく紹介する。 この本に記された、日本の精神障害者が「此(この)病ヲ受ケタルノ不幸ノ外ニ、此邦ニ生マレタル
東畑開人×斎藤環 対談集『臨床のフリコラージュ——心の支援の現在地』青土社 @pentaxxx 森口尚史によるiPS治験デマが盛り上がってるけど、やはり思い出されるのはソウル大学の黄禹錫教授のてんまつ。黄教授は2004年から2005年にかけてヒトクローンES細胞の培養に成功したとする論文をサイエンスに発表し、一躍「国民的英雄」となった。 2012-10-14 21:10:02 東畑開人×斎藤環 対談集『臨床のフリコラージュ——心の支援の現在地』青土社 @pentaxxx 韓国科学技術部は黄を「最高科学者」の第1号に認定、「黄禹錫バイオ臓器研究センター」が設立され、記念切手が計画され、大韓航空のファーストクラスに10年間乗り放題の権利が与えられ、巨大な銅像が建立され、多数の黄の伝記や漫画が発売されるに至った(Wikipedia)。 2012-10-14 21:10:19 東畑開人×斎藤環 対
斎藤環氏は、ひきこもりと自殺について、以前から次のように述べています(参照)。 抑うつ感とみえたものは、実は空虚感であり、自己愛は保たれている。それゆえ純粋なひきこもり事例が自殺に至ることはほとんどない。 ところが、「KHJ親の会」に長くかかわった方から、「ひきこもる人の自殺率は一般のほぼ10倍」という話をうかがいました。 私が個人的に存じ上げる範囲内でも、また親の会にお邪魔した際の雑談からも、自殺事例があまりに多いので、斎藤氏の談話に疑念を持っていたのですが、「10倍」という数字をいわれたことに驚き、データ的な根拠について質問しました。 大意次のようなお返事を頂きましたので、ご本人の許可を得て、発言趣旨を引用します*1。 統計的資料はありません。 自死は隠しますから、あくまでも推測です。 (1)親御さんから、「心臓麻痺で亡くなりました。お世話になりました」との連絡の例があった。お悔みに行
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