(2007年2月6日朝日新聞から筆者撮影。上=全体、中・下=同部分拡大) 広告表現論の中で「実証広告」や「推奨広告」の話しをする際には、とはいえ「何だか古臭い手法だな」「今時、こんなベタな広告、見ないよな」などと思いながら講じることがあった。 しかし、このような事例を見る際には、久々、確かに「意外だが適切な」実証がなされて、かつ「その件については専門家の」推奨が証言をもって示され、なおかつこの件では、「オーケストラに『惜敗』」つまり「劣った」ことを言うから、謙虚でしかし「さぞ凄かろう」「さすがBOSE(ボーズ)」と思わざるをえないようになっている秀作だ。 やや悔やまれるのは現物のサイズがピンと来にくい点だが、リモコンからの推測では横幅は3、40センチではないか。 と考えれば、フルオーケストラの音量・音域の迫力に対して、贅を尽くしたオーチャードホールの舞台から、ホール全体の三分の二に