山陽新幹線の新神戸駅に直結しているのに、客も店も集まらないショッピングモールがある。現在の「コトノハコ神戸」だ。バブル期にダイエーが465億円を投じた大型複合施設「新神戸オリエンタルシティ」の商業フロアとして開業した。いまではワンフロアが丸ごと空き区画となり、館内には白い壁に囲まれた通路が続く。なぜ駅直結の一等地が、廃墟モール化してしまったのか。ライターの坪川うたさんが現地からリポートする――。(前編) 低層階の商業施設は空き区画だらけ 兵庫県の新神戸駅。神戸市営地下鉄西神・山手線と北神線のほか、山陽新幹線が通る新幹線停車駅である。それにもかかわらず、駅前に廃墟モールが存在する。「コトノハコ神戸」だ。