皇族数確保策をめぐる「立法府の総意」が10日、与野党の全体会議で取りまとめられた。皇室史に詳しい島田裕巳さんは「見落としてならないのは、ここまでの議論において血統による皇位継承だけが問題にされ、肝心な点についてはまったく議論されていないことだ」という――。 「了とする」が示す取りまとめの強引さ 皇室の将来を左右する議論が、一つの節目を迎えた。6月10日、皇族数確保策をめぐる「立法府の総意」が取りまとめられたからだ。 与党の自民党はこの過程で、麻生太郎副総裁を会長とする「安定的な皇位継承の確保に関する懇談会」を9日に開催し、8日の与野党代表者協議で示された「立法府の総意」案について、全会一致で了承している。麻生副総裁は、「今国会において皇室典範の改正を成し遂げたい」と改めて意欲を見せていた(6月9日付産経新聞)。