全国各地で新技術を活用した改札が登場する中、JR東日本が本命視しているのがUWBと呼ばれる無線通信技術だ。タッチがいらない「ウォークスルー改札」の一つで、2027年春にも都内で試行導入する予定だという。いったいどんな技術なのか。鉄道ジャーナリストの東香名子さんが取材した――。 「改札でタッチ」の時代が終わる? 2001年に登場したSuicaは、日本の駅の風景を大きく変えた。 これまで切符や定期券を改札機に入れていたのが、「ピッ」とタッチするだけ。しかも処理にかかる時間はわずか0.2秒。世界でも屈指の混雑を誇る首都圏の駅で、次々と人を気持ちよくさばいていく。 交通系ICは日本全国に広がり、私たちの生活に密着した。ところが、今では当たり前となった「ピッ」を、JR東日本は終わらせようとしている。 同社は2024年12月、「Suica Renaissance」と名付けた今後10年間の大規模なSui