欧米とは対照的な「マンガ」の扱い 欧米では「コミックは本物の読書」と認められ、さかんに読むことがすすめられ、「文字だけの本」に抵抗がある人たちにとって重要な媒体であるとの認識に変わった。 対して日本の読書推進、読書指導の歴史において、マンガと雑誌は読むべき対象としてはあまり推奨されてこなかった。そして「もっと読もう」という取り組みをするまでもなく、かつては広範に読まれていた。 ところが雑誌の1カ月間の平均読書冊数は出版市場のほぼ最盛期だった1995年には高校生で6.4冊あったものが、2021年には1.6冊と激減し、不読率(1冊も読まない人の割合)は65.5%に達した(全国学校図書館協議会「第66回学校読書調査」)。いまや大人以上に、子どもにとって雑誌は縁遠い。 市場規模は「過去最高」を記録したが… なお、大人のマンガ読書率は1985年の毎日新聞社「読書世論調査」では全体で20%程度。その後