2026年9月18日、ホテルニューオータニにて昨年5月に鬼籍に入ったセブン&アイ・ホールディングス名誉顧問、鈴木敏文氏の「お別れ会」が開かれる。そこで小売業界を代表して弔辞を読むのがファーストリテイリング会長兼社長の柳井正氏だ。「コンビニの神様」の経営は柳井氏にどんな影響を与えたのか。ジャーナリストの勝見明さんが聞いた――。 「ユニクロが今日あるのは鈴木さんのお蔭」 ユニクロが地方の一チェーンだったころから、わたしは鈴木敏文さんの経営について書かれた書籍を読み、そこから多くを学び、自らの経営に活かしてきました。その意味で、ユニクロが今日あるのは、鈴木さんのお陰と言っていいかもしれません。 鈴木さんご本人と初めてお会いしたのはいつだったか。わたしは鈴木さんを経営者としてずっと尊敬し、それとともに、やや口幅ったいようではありますが、鈴木さんにもわれわれの経営を高く評価していただいた。年齢こそ一