「聘珍樓」が事業を停止し、ファストフードスタイルの「聘珍茶寮SARIO中華街店」にもシャッターが下りていた=21日、横浜市中区(山沢義徳撮影) 帝国データバンク横浜支店は21日、中華料理店の運営会社「聘珍樓」(へいちんろう、横浜市港北区)が事業を停止し、清算手続きを進める旨の掲示を行ったと発表した。明治17年に横浜中華街で創業した「現存する日本最古の中華料理店」の流れをくみ、東京、大阪などで6店舗を展開していた。 帝国DBによると、負債総額は令和6年3月期末時点で29億4900万円。その後に変動している可能性がある。 中華料理店「聘珍樓」は広東料理の名店として知られ、年商は平成19年3月期に約108億円に上った。しかし景気悪化で法人需要が落ち込み、業績が悪化。平成28年に、香港ファンドの出資を受けた新法人「聘珍樓」へ事業譲渡した。 再建を目指す新法人は、ブランド力を生かして百貨店での販売や