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「訳が分からない」。インターネットで「暇空茜」を名乗る男性と、取り巻きである多数のアカウントから執拗(しつよう)な攻撃を受けた大学生の男性は、渦中に投げ込まれた“ネットリンチ”に当惑する。デマが事実であるかのように広がり、話が作られていく。相手をおとしめるためなら何でもありの世界。「パニックでひどい時は死ぬと何回も思った」と被害の深刻さを語った。 始まりは2023年夏、暇空茜がネットで発信した防衛政策に対する主張に疑問を感じたことだった。戦争学を学ぶ立場から「分かっていない」と感じたという。 以前から同アカウントが交流サイト(SNS)などで繰り返していた他者への誹謗(ひぼう)中傷を苦々しく思っていたこともあり、SNSに書き込んだ。〈論理構成も雑。事実誤認も繰り返され、法制への知識も根本的に欠落。これで『天才』を自称なさるのは何かのギャグでしょうか?〉 「これが逆鱗(げきりん)に触れてしまっ
インターネットの投稿サイトに特定の人物を侮辱する内容の投稿をしたとして、神奈川県警が侮辱の疑いで、投稿者の「暇空茜」を名乗る匿名アカウントの男性を書類送検したことが22日、関係者への取材で分かった。書類送検は21日付。 関係者によると、書類送検容疑は2023年3月26日、インターネット投稿サイト「note(ノート)」上に「優しく声かけただけでストーカーみたいな執着を見せる気持ち悪い男性」「性根の腐ったクズ」などと投稿し、大学生の男性を侮辱した、としている。 投稿を受け、大学生は県警に相談。侮辱の容疑で告訴状を提出し、同年9月に受理した県警が捜査していた。 大学生は神奈川新聞社の取材に「(同年3月に)執拗(しつよう)かつ悪質な誹謗中傷(ひぼうちゅうしょう)や個人攻撃が始まり、(今回の書類送検で)ようやくという思い。この間、人生を台無しにされる被害を受けた。今後は犯罪と認定されにくい誹謗中傷や
リニア中央新幹線の県内唯一の新駅「神奈川県駅(仮称)」の建設が進む相模原市緑区の橋本駅周辺の住民らが、愛着ある風景の喪失や暮らしの変化に迫られている。21日には新駅設置に伴って移転した県立相原高校のシンボルツリーだったクスノキの伐採作業がスタート。市が周辺で整備を計画する道路では約100棟の立ち退きが想定され、住民らが揺れている。 相模原市が橋本駅周辺で計画する新設道路「大西大通り線」を巡っては、18~20日に近隣住民説明会が開かれた。市議会の議決を経て同線が市道となってから初の説明会で、延べ130人が参加。市は住民への説明や相談に応じる体制を強化して臨んだものの、住民らの反発は収まっていない。 同線は国道16号から橋本相原線をつなぐ2車線の新設道路で、住宅街を約1キロにわたって横断する計画。市はリニア開業を好機としたまちづくりに不可欠と強調するが、立ち退きが迫られる家屋などが約100棟に
新幹線高架下の有効活用に、JR東海グループと横浜国立大が共同で取り組んでいる。駅から離れ大規模な集客の望めない場所に、コミュニティー重視の施設を構想。地域への浸透度を深めたいJR側と、提案型の学びを志向する大学側の目標が一致した。住民のニーズを…
JR南武線(川崎─立川間)のワンマン運転化から、今月15日で1カ月が経過した。朝夕の通勤を中心に利用客が多く、首都圏の主要路線として実用化が注目されていた。広報担当者の立ち会いで乗車し、ワンマン化前後の変化を検証した。 15日昼、JR武蔵小杉駅。駅周辺にタワーマンションが立ち並び、通勤ラッシュの安全対策でホームドアが3年前に設置されている。到着した立川駅行き下り電車に乗り込んだ。 発車を告げるJR東定番のメロディー「Water crown」が響く。先月14日まで、サッカーJ1川崎フロンターレの応援歌だった。ホームドア付近のスイッチを押して鳴らしてた車掌がいなくなり、切り替わっていた。 取材に立ち会った横浜支社の担当者によると、南武線8駅で採用されていた「ご当地メロディー」計12曲が同じメロディーに統一された。従来はホームから放送していたが、運転士が運転台のモニターを操作し、車両側面のスピー
インターネットでの誹謗(ひぼう)中傷で名誉を傷つけられたとして、虐待や性搾取の被害少女らを支援する一般社団法人「Colabo(コラボ)」と代表の仁藤夢乃さんが、交流サイト(SNS)で「暇空茜」を名乗る男性に損害賠償などを求めた訴訟で、東京高裁(吉田徹裁判長)は17日、男性に…
元自民党衆院議員でレイシストの杉田水脈氏を国会議員に返り咲かせてはならないと、学者や市民団体でつくる「政治家によるヘイト発言を許さない会」は14日、東京・永田町の衆院第一議員会館で集会を開いた。夏の参院選で比例代表の公認候補者にすると発表した自民党に対し、…
見間違いやすい時期のトリカブト(左1本)とニリンソウ(右4本)=厚生労働省ホームページ「自然毒のリスクプロファイル」より引用 神奈川県鎌倉保健福祉事務所は14日、トリカブトを食用野草と誤って採取した60代女性がしびれやまひなどの症状を訴える食中毒が発生したと発表した。女性は鎌倉市内の病院に緊急搬送されたが、現在は退院しているという。 同事務所によると、女性は秋田県内で食用野草のニリンソウを採取し、9日におひたしにして食べたところ、3時間後にしびれなどの症状が出た。おひたしの中からトリカブトの毒性と同じアコニチン系アルカロイドが検出されたことや、食べた野草の特徴がトリカブトに似ていたことなどから、同事務所はトリカブトを原因とする食中毒と断定した。 トリカブトの新芽はニリンソウなどの野草に似ている。このため誤食による食中毒が東北地方などで過去にも発生し、死亡例もあるという。ニリンソウは春に白い
自民党東京都連は夏の参院選東京選挙区(改選数6)に、難民申請者を支援するNPO法人代表理事の渡部カンコロンゴ清花氏(34)を擁立する方向で調整に入った。近く党本部に上申する。公認が決まれば武見敬三氏に加えて2人目の自民候補となる。石原伸晃元幹事長も公募に手を挙げていたが選ばれない見通しとなった。関係者が11日、明らかにした。 都連は2019年参院選で擁立した丸川珠代氏が昨年10月の衆院選に出馬したため、候補を公募していた。11日に都内で開いた選考委員会で井上信治都連会長に一任した。 渡部氏は浜松市出身。難民申請者らと企業のマッチングを支援するNPO法人「WELgee(ウェルジー)」を設立し、代表理事を務めている。 石原氏は21年の衆院選で落選。昨年の衆院選に立候補せず、参院選出馬を模索していた。 東京選挙区は非改選の欠員補充と合わせた「合併選挙」が実施され、当選者は7人となる。6位までの当
明治から昭和期に、さまざまな分野で功績を残した平塚ゆかりの女性にスポットを当てた特別展が、平塚市博物館(同市浅間町)で開かれている。入館無料で5月18日まで。 同館と平塚人物史研究会との共催。国際女性年(1975年)の宣言から半世紀となるのに合わせ…
神奈川県は26日、県内で最も深刻な災害となる関東大震災級の巨大地震「大正型関東地震」の被害想定を公表した。33市町村のうち横浜、川崎、横須賀、鎌倉、小田原など23市町が最大震度7の激震に見舞われ、住宅の倒壊や津波などによる直接死を1万9780人と予想した。初めて算出した災害関連死の9460人と合わせ、計2万9240人が犠牲になるとした。建物被害やライフラインの寸断などで、経済被害額は約26兆円を見込んでいる。 被害が最悪になるのは、火気の使用が多い冬の午後6時に起きた場合(津波は午前0時発生のケース)。耐震化の進展などを考慮した結果、住宅の被害は減ったが、揺れや津波などによる全壊棟数は住宅総数の1割を超える30万棟余りと試算した。出火件数は1590件で、約5万5千棟が焼失するとした。 市区町村別の想定死者数は
次期衆院選を巡り、自民党の神奈川20区(相模原市南区、座間市)の公認候補予定者となる支部長に元会社員の金沢結衣氏(34)の就任が有力となっていることが25日、神奈川新聞社の取材で分かった。 20区は1票の格差是正に伴う区割り変更で、昨年10月の衆院選から新設された。自民は出馬した甘利明元幹事長が落選。同12月に甘利氏が次期衆院選への不出馬を表明したことから地元支部で新たな支部長の選考が進められていた。 金沢氏は相模原市出身で上智大卒。食品会社勤務を経て政界を志し、日本維新の会公認や無所属で、2021年衆院選以降、補選を含め東京15区(江東区)に3回出馬。いずれも議席獲得はならなかった。 これまでに地元支部が金沢氏を新たな支部長に推す方針で一致。近く開かれる県連の総務会で選任が諮られる見通しとなった。 昨年の衆院選で、20区は立憲民主党の大塚小百合氏(45)が勝利し、初当選を果たした。(大槻
リニア中央新幹線の新駅建設が進む相模原市緑区の橋本駅周辺で市が計画する道路「大西大通り線」を巡り、相模原市議会は25日の本会議で、同線を市道に認定する議案を賛成多数で可決し、可決しないよう求める住民有志らの陳情を不採択とした。今後は、…
京浜急行バス(横浜市西区)は運転士不足に伴い、鎌倉市内の一部路線の運行を江ノ電バス(藤沢市)に変更する。国土交通省関東運輸局に認可を申請しており、認められれば5月中旬に切り替わる。 乗車場所は大きく変わらない見込みだが、本数、ダイヤ、運賃は変更になる場合がある。京急バスの定期券は使用できなくなり、払い戻しに対応する。 対象は鎌倉駅西口側を発着する▽鎌倉駅─梶原▽鎌倉市役所前─鎌倉中央公園▽鎌倉中央公園─鎌倉駅西口─の3系統。一部は運行区間が江ノ電バスと重なっていた。 同時に鎌倉駅─江ノ島と大船駅─江ノ島の2系統を廃止する予定。もともと利用者が少なく、現在は土休日の4本に減便していた。 京急バスは昨年から運転士の不足が続いている。「今後も安定的な運行を続けていくため」と理解を求めている。(岡部 恵里)
レイシストで埼玉県戸田市議の河合悠祐氏はクルド人への嫌がらせのため、祭りの会場にまで乗り込む蛮行に及んだ。差別根絶が職務である公人が、子どもたちも大勢いる中で卑劣なレイシズムを実践するというたがの外…
藤沢市は19日、同市土棚のいすゞ自動車藤沢工場内の社員食堂で、ノロウイルスによる食中毒が発生したと発表した。同工場で働く従業員ら19~66歳の男女263人が下痢や発熱、腹痛、嘔吐(おうと)などの症状を訴えたが、いずれも軽症で快方に向かっているという。 市生活衛生課によると、同施設はエームサービス(東京都港区)が調理・提供しており、263人は11日昼に調理された料理を食べ、12日午前6時ごろから発症した。 患者と調理従事者の便からノロウイルスが検出されたことから、市は同施設で調理・提供された食事が原因の食中毒と断定し、19日から同施設を営業禁止処分とした。
超党派の国会議員でつくる「差別禁止法を求める議員連盟」が「『包括的差別撤廃法』制定を求める議員連盟」に名称を改め、17日、東京・永田町の衆院第1議員会館で再始動の集会を開いた。専門家を招くなど勉強会を重ね、あらゆる差別を…
公文書の取り扱い手続きの改善に向け、小田原市は13日、制定を目指している公文書管理条例の在り方について市付属機関「情報公開審査会」に諮問した。答申は9月をめどに提出される。 同審査会のメンバーは弁護士ら専門家5人。同日の審査会に出席した加藤憲一市長は…
松田署は17日、不同意性交の疑いで、兵庫県淡路市、自称会社員の男(56)を逮捕した。 逮捕容疑は、同日午前2時ごろから同3時ごろまでの間、高速道路を走行中のバス車内で、同県に住む男子大学生(22)に性的暴行を加えた、としている。署によると、男は容疑を認め、「隣の席の男性がかわいいと思った」と供述している。 2人に面識はなかった。バスが東名高速道路の鮎沢パーキングエリア(山北町)に寄った際、大学生が男性運転手に被害を訴えて発覚。運転手の110番通報で駆け付けた同署員が男を取り押さえた。
JR東日本は今春、南武線のワンマン運転を常磐線(各駅停車)とともに始める。2030年前後に首都圏の主要線区に広げる方針で、両線は省力化の試金石となる。「ゴールはワンマンでなく、自動運転」と見据える矢野精一・横浜支社長に展望を聞いた。(聞き手・岡部 恵里) ―南武線(立川─川崎間)を3月15日にワンマン化する。 「ドアの開閉や案内放送といった車掌業務も、これからは運転士が担う。列車防護(事故時に進来する列車を緊急停止させる安全策)は重要な任務だ」 「車両も改造した。ホームを映すモニターを運転台上部に取り付け、運転士は駆け込む乗客がいないかなどを確認し、ドアを閉める。昨年4月から試運転を重ねている」 ―ホームドア設置の進展は。 「ワンマン化でホームドアは必ずしも設置する決まりはないが、南武線全駅に採用した。JR東として、首都圏主要線区での長編成ワンマン化は初めて。安全確保のため、必要と判断した
横浜市神奈川区の複合商業施設「HAZAAR(ハザール)」内に2月、開店した食品スーパー「ロピア横浜羽沢店」 商品価格を抑えるため、現金払いにこだわってきた食品スーパー「ロピア」が自社アプリによるキャッシュレス決済サービスを導入する。現金を持ち歩かない利用者が増え、決済の選択肢を増やす。 運営するOICグループ(川崎市幸区)が6日、発表した。12日に九州地方の店舗から導入し、全国の店舗に広げる。 ロピアは現金払いにより、クレジットカード決済ならカード会社に支払うはずの数%の手数料分を消費者に還元し、商品価格を抑えていた。従来通りの現金払いと、お金をあらかじめアプリにチャージするキャッシュレス決済に対応し、利便性を高める。 店舗内の専用機に現金を投入してチャージできる。クレジットカードや銀行口座からもチャージできるが、システム手数料が発生し、強みの割安感は薄れる。 独自のポイント制度もつくる。
マンション敷地内から電動アシスト自転車を盗んだとして、鶴見署は5日、窃盗の疑いで、横浜市鶴見区に住む自称会社員の男(35)を逮捕した。盗まれた自転車はフリーマーケットアプリに出品されており、気付いた被害者が自宅近くの別のマンションに置かれているのを見付け、捜査が進展した。 逮捕容疑は、2023年10月1日午前10時ごろから同10時半ごろまでの間、同区のマンション敷地内で会社員男性(41)の電動アシスト自転車(約10万円相当)を盗んだ、としている。 署によると、男は「弁護士と話してからどうするか決めたい」と供述、認否を留保している。 男性は同日午前11時ごろ、自転車がなくなっていることに気付いて被害届を提出。付近の防犯カメラ映像などから男が浮上したものの、被害品である自転車が見つかっていなかった。 転売されている可能性を考えた男性の妻が、フリーマーケットアプリに出品されているのを発見。あらた
相模原市PTA連絡協議会(市P連)は、上部組織の日本PTA全国協議会(日P)から年度内に退会する方針を決めた。 市P連によると、26日夜に臨時総会を開き、ほぼ全会一致で決まった。日Pについては、埼玉県警が昨年7月、ビル改修工事を巡り日Pに約1200万円の損害を与えたとして元参与を逮捕。同12月には事務局長が長期間不在となるなど運営体制が不適切だとして内閣府から是正勧告を受けている。
横浜市教育委員会は25日、市内の小学校給食で使用する食材の一部が納品されず、46校で計約7万食に影響すると発表した。購入契約先の事業者と連絡が取れないといい、欠品食材を抜いて調理するなどして対応する。 給食に使う食材の調達を担う「よこはま学校食育財団」や市教委によると、連絡が取れないのは同市港北区の「出雲屋」。入札を経て1~3月の給食に使う乾物などの食材購入を契約していたが、2月17日から連絡不通となった。 同社の卸先350校に納品状況を確認して代替食材を調達したが、旭区や保土ケ谷区などの学校で25、26、28日に使う凍り豆腐やマグロの油漬けなど4品目の手配が間に合わなかった。 財団は同社の代理人弁護士から破産に向けた手続きを行っていると報告を受けたとしており、3月分については他事業者から確保するめどが付いたという。
相鉄線星川-天王町間の高架下で開発が進められていた複合施設「星天qlay(ホシテンクレイ)」(横浜市保土ケ谷区)が今春、全面開業する。 相鉄グループが手がけ、両駅間約1・4キロの空間を五つに区分。2023年2月から順次開業していた。飲食店や賃貸マンションが集まる最後の区域が3月27日に開業し、完成する。 県内初進出のすし店や中華店を含む和洋中7店を構え、明治創業の酒販店「坂口屋」(同市緑区)が営むクラフトビール醸造所も4月下旬に加わる。 地上6階建ての新築賃貸マンション(30戸)は3月中旬に入居が始まる。全室から帷子川を望めるという。(岡部 恵里)
文化財の専門家からの要請でストップしていた国登録文化財「旧内野醤油(しょうゆ)店」(小田原市板橋)工場の解体工事について、市は19日、従来の方針通りに進めることを明らかにした。当初の予定通り、市が所有している建物を壊し、跡地に文化振興のための観光拠点を新築する。文化財登録の抹消は確実で、文化庁によると自治体自ら所有する登録文化財を解体し、登録が抹消されるのは全国的にも珍しいという。 旧内野醤油店は大正期に建築された工場を含む八つの建物が2017年に国登録有形文化財となった。市は土地と建物を22年に取得して建物のうち七つを保存する一方、工場は解体する方針を決め、24年11月から解体作業を進めていた。それを知った市文化振興審議会委員と市文化財保護委員の要請で工事は中断していた。 今月19日の市議会厚生文教常任委員会で、市は約1億8千万円の追加費で建物を保存する新案について「費用対効果から現実的
京浜急行電鉄(横浜市西区)は18日、連結子会社の京急自動車学校(同市港南区)の全株式を、同業のエムアールエスコンサルタント(大阪市)に売却すると発表した。 グループ内の事業再編の一環。12日の取締役会で決議し、…
記念撮影に納まる(右から)日産神奈川販売の髙木恵一さん、日産自動車の田川裕美さん、県立図書館の市川秀樹さん、日産神奈川会の加藤典久さん=14日、県立図書館 子どもたちの豊かな感情を育もうと、日産自動車(横浜市西区)と、県内の日産販売会社や事業所などでつくる日産神奈川会(寒川町)は14日、県立図書館(横浜市西区)に童話と絵本計190冊を寄贈した。県立図書館を通じて県内95の図書館に配られ、随時貸し出される。 贈ったのは、昨年度実施された第40回「童話と絵本のグランプリ」で童話、絵本の各部門で大賞に輝いた「今日にかぎって」(樺島ざくろさん作、奥野哉子さん絵)と、「さんにんだけの ないしょのはなし」(スージィさん作・絵)。同グランプリはアマチュア作家を応援する目的で1984年に創設され、同社は初回から協賛し、出版された大賞受賞作を全国の図書館などに贈っている。 この日は県立図書館で寄贈式が行われ
昨年12月に日本の「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録されたのを受けて東京国税局は、神奈川県内在住の外国人を対象に、日本の酒蔵を実際に見て試飲し、交流サイト(SNS)で海外に広く情報発信してもらう取り組みを始めた。 東京国税局主催の外国人向け酒蔵ツアーは、2023年度に山梨、千葉県で実施。今月8日には県内初のツアーが厚木市七沢の黄金井酒造で行われた。市内などの企業で働く外国人男女7人が参加。同社のさまざまな日本酒の試飲を楽しんだ。 黄金井陽介専務が軒につり下げている杉玉について「毎年、収穫された米で最初の新酒を造ったときに、新しい緑の杉玉に替える。酒造会社のシンボル」と説明。約150年前に建てられた、同社の中でも古い蔵を案内したり、酒造りを紹介する英語版の動画を見てもらったりした。 「醸造酒にはワインとビール、日本酒などがあるが、日本酒はこうじ菌と酵母という2種の微生物を使う。他の
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