【サンタクルス=菅原啓】途上国の協力組織77カ国グループ(G77、加盟133カ国)サミット(首脳会議)は15日、2030年までに貧困層を根絶する課題などを確認し、途上国発展のための大連合への参加を先進国に呼びかけるサンタクルス宣言を採択して閉幕しました。 宣言は、貧困層の半減などをめざす国連ミレニアム開発目標(MDGs)の達成期限である2015年を過ぎた後も「貧困の根絶は引き続き中心的な課題でなければならない」として、30年までに貧困を根絶することを国際社会の約束とすべきだと主張しています。 MDGsに関しては、先進国が約束した援助の提供が遅れている現状に懸念を示すとともに、新たな開発目標の設定にあたって、途上国の発展のための「大連合」を強化・拡大するよう先進国の指導者に呼び掛けています。 宣言は、先進国の大企業が途上国の経済・社会開発を阻害している場合があることを告発し、国際社会が大企業