「憲政史上の一大汚点として後世に残るものである」「政党政治への国民の信頼を取り戻し、真の議会制民主主義を確立する以外にない」 民主党の小沢一郎元代表が、資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑での初公判(6日)で表明した検察批判の主張です。この主張は、小沢氏自身にそのまま跳ね返ってきます。 同日の会見で、国会で説明責任を果たすつもりがあるのかと問われた小沢氏は、「三権分立をどう考えているのか」と記者をどう喝し、「司法の独立」を盾に拒否する姿勢を鮮明にしました。しかし、国会で説明することがなぜ、司法の独立を侵害することになるのか。 疑惑説明せず 司法は、証拠に基づき犯罪か否かを判断する場であり、国会は、疑惑の真相を究明し、政治的・道義的責任を明らかにする場です。この役割の違いは明白であり、それは本来、小沢氏が一番よく理解しているはずです。 「われわれは、政治