外務省が国会図書館への出向幹部職員を通じて日本共産党をはじめ各党の国会議員らの図書館利用状況を収集・把握していた問題に関し、1986年から2007年までだけで、7人の職員が切れ目なく外務省から送り込まれていたことが21日までに明らかになりました。国会図書館が日本共産党国会議員団に明らかにしたもの。 それによると、7人はいずれも大使などを務めた幹部職員。2年~4年の任期で送り込まれ、外務省に戻ってからも大使などを務めています。 今回、スパイ行為が明るみに出たのは、松井啓・在ブルガリア日本国大使館特命全権大使ですが、1986年からだけでも20年余にわたって切れ目なく出向者が送り込まれていたことになります。