大阪市は今月から全職員約3万8000人を対象に、入れ墨やタトゥーの有無を調べる書面調査を始めた。今年2月、市職員が児童福祉施設で児童に入れ墨を見せていたことが発覚し、橋下徹市長が調査を指示していた。人目に触れる腕や足などについては、入れ墨の大きさや部位を記入するよう記名式で回答を義務付けている。 調査は1日から始まり、橋下市長名で「入れ墨が見えるような服装で業務を行うことは不適切で、市民の目に触れれば不快感や威圧感を持ち、市の信用失墜につながる」などと説明する文書を全職員に配布。10日までの回答を求めている。肩から指先、首から上、膝から足の指先までの部位については、人体イラストに入れ墨やタトゥーの範囲を記入するよう義務付け、それ以外の部位も入れ墨をした時期や大きさなどを任意で回答するよう求めている。市人事室は「全国の自治体で初めての調査だが、法的な問題はない」と説明。調査結果を基に、職員の