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ブックマーク / binzui.hatenadiary.org (8)

  • ルポ・被災地をゆく - びんずいノート

    最後の審判――新約聖書の黙示録。そんな言葉を思い出した。 * * * 6年前まで岩手県大船渡市にオフィスがあり、私は月に一回の出張で訪れていた。三陸地方の気候は、秋田の山ふところに住む私には一種独特で、夏のヤマセや冬の空っ風など、秋田にはない季節風はときに快適ではあったが、体調を崩すこともしばしばだった。足かけ20年近くにおよぶ定期出張は2005年3月のオフィス閉鎖により終止符を打たれたが、現地で世話になった方々との交流はいまもつづいている。 3月11日、私は宮城県の大崎市鳴子にいた。あの大きく長い揺れはただ事ではないと思ったものの、あれほどの巨大津波を引き起こすことまでは想起しなかった。だから三陸沿岸部が壊滅的な被害を受けたという報道も、電気が復旧してテレビの映像を見るまでは、絵空事に近い感覚で受け止めていたことを白状しておきたい。 テレビで上空からの陸前高田市の状況を見たとき、絶句した

    ルポ・被災地をゆく - びんずいノート
  • 小沢前幹事長「強制起訴」の奇妙 - びんずいノート

    ジャーナリストで前衆議院議員の保坂展人さんが、小沢一郎氏「強制起訴」について、ブログで興味深いエントリーを書いている。詳細は「どこどこ日記」にあるが、以下に抄録する。 小沢一郎氏「起訴相当」の議決は10月6日に発表されたが、検察審査会によるこの議決は、実は9月14日、民主党代表選当日になされていた。したがって9月21日以降に吹き荒れた一連の検察不祥事は、加味されていない。 逮捕された前田検事が取り調べ、作成した「陸山会事件」の供述調書は、郵政不正事件同様に「検察のストーリー」を描こうとしてつくられた可能性もあり、ただちに再検証すべきではなかったか。 9月14日に「起訴相当」の議決のあと、9月21日に前田検事が逮捕、さらに10月1日には大阪地検前特捜部長・副部長が逮捕された。検察の信頼は瓦解した。なのに「怪しい者は裁判で白黒つけよ」とテレビは無責任に報じている つづいて保坂さんは、検察側が有

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  • 『ザ・コーヴ』 - びんずいノート

    物議をかもした問題作・『ザ・コーヴ』(ルイ・シホヨス監督)が、ついに盛岡で上映され、きのう10日に観てきた。 やっとというか、いまさらというか、秋になってからの上映は、とっくに旬が過ぎただろうと思っていたが、なんでも舞台となってる和歌山県太地町でのイルカ漁は、つい先日、今期の漁期に入ったばかりで、旬真っ盛りなのであった。 とはいえ最初の上映からすでに3ヶ月過ぎているし、作をめぐるさまざまな批判や賛同は、たくさんの方々が書かれているので、ここでは個人的な感想だけ書いておこう。 鑑賞後の印象は、ひとことで言えばよくできたドキュメンタリーだなといったところ。これがハリウッドでつくられ、世界的に大きな反響を巻き起こし、内容の真偽や撮影の手法、上映の是非をめぐる日国内の動きと併せて、大きな議論を呼んだのは、そんなに過去の話ではない。 痛快なのはこの映画が、ハリウッドの2009年度第82回アカデミ

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  • マグロ漁のこと - びんずいノート

    10年以上も前のこと。埼玉で日自然保護協会の講習を受けたとき、講師が日のマグロ漁について語ったことがあった。当時は日のクジラ漁に対する国際的風当たりが強まりはじめたころで、漁業関係者の間では「クジラのつぎはマグロか」という声もあったが、マグロについてはまだ問題が表面化していなかった。 私も、哺乳動物のクジラと、普通のサカナであるマグロとは違うだろうと漠然と考えていたが、講師のいうマグロ漁にはらむ問題点は、かなり鮮烈であった。以下に要約する。 日はマグロを近海ではなく、わざわざ南半球や大西洋まで出かけていって獲っている。 なぜなら日近海では、マグロがほとんど獲れなくなったからだ。 それは、日人が、列島の森林を破壊し、ダムを造り、コンクリート護岸で固めたため、海に土砂が供給されなくなり、海の資源が枯渇した結果だ。 日は、クジラのみならずマグロまでも規制されるのではと警戒感を強めて

    マグロ漁のこと - びんずいノート
    o-kojo2
    o-kojo2 2010/03/16
    同意
  • 限界集落 → ローカルコミュニティーエリア - びんずいノート

    「限界集落」を「ローカルコミュニティーエリア」と言い換えては、という提案が、秋田県議会の2月定例会で出されたそうな(朝日新聞秋田版)。 提案した議員によれば「限界とは何事だ」という声があるのでは、ということ。同議員は「横文字を使って元気が出るような名称にして頂ければ、雪深い県境から出てきた私も勇気づけられる」と話している。 横文字ですか。和製英語ってやつですな。 東北秋田のド田舎の、コテコテの秋田弁が飛び交う70〜80歳代のお年寄りばかりの集落に、秋田弁どころか日語ですらない、イングランドの言葉をあてるんですか。それで「元気が出る」というのですか。 里帰りしたお孫さんが言いました。 孫「おじいちゃん、ここってローカルコミュニティーエリアって言うんだよね」 祖父「あ? ろおかる…なぇでが?」 孫「ローカル、コミュニティー、エリア!」 祖父「ははは、さっぱりわがんねは」 孫「…おじいちゃんの

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  • NHK「ダムをやめた町」 - びんずいノート

    今月28日夜放送のNHKニュースウォッチ9で、「“ダムをやめた町”が残した教訓」というのを興味深く見た。鳥取県の三朝町に計画していた「中部ダム」の建設を、当時の片山知事が中止を決断し、住民への補償といった後始末をきっちり行ったという、いま大きな論争となっている八ッ場ダム問題を収束へ導くためのヒントとなる「前例」を示してくれた。 うちとこのリーダーが、関連するリンクを教えてくれたので、ここに全文貼り付けます。 ダム中止で鳥取県が地元住民に“補償” 鳥取県が県中央部の三朝町に建設を予定していた中部ダムの中止に伴う補償について、県と地元住民の合意が成立した。県が総事業費168億円に及ぶ地域振興計画を提示し、地元住民が受け入れた。行政が地元住民に実質的な補償をするのは全国で初めて。構造改革を掲げる小泉純一郎政権下で公共事業の中止は今後も相次ぎそうだが、中止に伴う住民補償に関する法的な規定はない。「

    NHK「ダムをやめた町」 - びんずいノート
  • 飛翔体ですか - びんずいノート

    北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)から発射された「飛翔体」が、わが郷里の秋田県上空を通過し、となりの岩手県上空をも飛び越え、太平洋上へ抜けていったのは、ついきのうのお昼ころ。 ラジオで聞いていましたが、あっという間だったようです。弾道ミサイル、テポドン、落下物、迎撃ミサイルPAC3、人工衛星etc…さまざまなキーワードがマスコミをにぎわせたこの二週間あまりは、わずか2〜30分で幕を閉じました。 ミサイルがくるぞ、迎撃体制整えて応戦だ、撃ちそぐねたら着弾して大きな被害を受ける、迎撃できても破片が降って被害を受けるかもしれない――などなど。 「飛翔体」が通過していったあとも、落下物があるかもしれない、手を触れるな、などと危険を煽る報道がしばらく続いていました。そこまで大騒ぎしたわりに、日国内における被害はゼロでした。 準備万態にしていた迎撃体制は発動しなかった。結果として迎撃配備は要らなかった

    飛翔体ですか - びんずいノート
  • 達増拓也・岩手県知事のこと - びんずいノート

    私は秋田県民ですが、仕事の都合で月の3分の1は岩手にいますので、地元よりも岩手の事情に通じていたりします。職場では岩手県内の政財界関係者ともそこそこのつながりがあり、あちらの議員さんやその秘書が、うちの職場をちょくちょく訪問することもあって、顔の広い著名人が私にとって「まったくの他人」ではなかったりと、別に私が望んだわけではないけれど、結果としてお互いカオを知っている程度の知人に挙げられそうな感じであります。 いま岩手県知事をやってらっしゃる達増拓也さんも、新米代議士のころから知っています。いや、初当選なしとげる以前から知っています。なかなかさわやかな青年だなという印象がありましたが、岩手一区の某大物代議士を蹴落として、こんな若造(私より年上だけど)が果たして当選するだろうかと危ぶんでいたのが、見事初当選を勝ち取ったものでした。 東大卒で外務省出身、“小沢チルドレン”の頭目的存在の達増さん

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    o-kojo2
    o-kojo2 2009/01/23
    ワタスも知りたいです
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