2014年07月31日10:00 カテゴリ日本の社会日本人論 格差の中の平等 B級グルメという言葉がはじめて世に登場したのは1985年、雑誌に連載された「東京グルメ通信 B級グルメの逆襲」だとされています。多分、その当時はバブル経済に突入するころで世はグルメに突っ走っていました。老いも若きもうまいものを求める文化に加速度がついた頃です。ですので当時は「B級」という響きが必ずしも市民権を得るまでには至らなかったと思いますが、経済が低迷し、デフレが蔓延していた2006年にB1グランプリなるものが開催され、B級グルメに対する社会の見方は大きく変化してきたと思います。 時を同じくして2007年に発刊されたミシュランガイド東京版。これはまさにグルメ大国ニッポンにおいて権威ある評定と信じられている一つの指標であり、高い水準を目指す飲食関係者を大いに啓蒙しました。今現在、関東地区のミシュラン星レストラン
さっき、どこかの民放のニュース番組を見ていたら、アベノミクスで景気が良くなったという話をやっていました。 その例に持ち出されていたのが高級絵画の売り上げが伸びていること。都心の高級ホテルの一泊60万円のスペシャルコースが予約でいっぱいになっていること。 どの辺が潤っているのが良くわかる話です。 高給だと言われるTV局員でも、なかなか1泊60万円は身近に感じられないのではと思うのですが、それでも、にこやかに平然と放送していたのはエライですね!(笑) 安倍内閣のブレーン・浜田宏一氏がアベノミクスについてこちらで解説しています。 (http://diamond.jp/articles/-/30804?page=6) ようするに、雇用を増やすために、物価を上げて賃金を抑制するんだそうです(雇用はきっと企業の“善意”によって増えるんでしょうw)。 そして、最終的に「第3の矢(笑)」で企業が潤ったら、
野宿者を押し潰すかのように聳え立つスカイツリー。貧者には何の恩恵ももたらさない。=31日、墨田公園・台東区。写真:島崎ろでぃ撮影= 年の瀬にホームレス(野宿者)のビニールテントが並ぶ墨田河畔を歩いた。今年5月に華々しく開業したスカイツリーの足元である。 路上に弾き出されて2年になるという野宿者が、寒空の下ぼんやりとベンチに腰かけていた。タバコを渡すと「ポックリ逝くと楽なんだけどなあ」とぽつり。 建設業に従事していた彼は「スカイツリーができて何もいいことはない」と吐き捨てた。マスコミは明けても暮れても「スカイツリー」だった。それも陽のあたる部分だけ。 厚労省の統計によるとホームレス(野宿者)の数は年々減少している。これを額面通りに受け取ったら大間違いである。野宿者が貧困ビジネスの食い物にされているため、統計上住居があることにされているだけなのだ。その数は1万人にも上る。 貧困ビジネスは、アパ
2012年12月05日20:22 カテゴリ日本雑感 外国人から見た日本、どこかおかしいぞ・・・ 今日は、久しぶりに外国人とランチを食べていました。 彼は、日本が、間違った方向に進んでいるのではないかと危惧していましたね。 全部とは、言わないまでも、多くの外国人は、「おいおい、大丈夫?」という認識だとか。 2人で話した内容を簡単に書いてみますね。 賛否あると思いますが… 結論を言えば、デフレはよくないよね。 では、デフレからの脱却にはどうすればよいのか。 金融緩和も必要だが、なんといっても、成長率を上げるということに尽きるでしょう。 成長率を上げるには、 l 税金はできるだけ低く l 更なる規制緩和 l 官から民へ l エネルギーコストは国際水準に近づくように低く などを上げていました。 どっかの政治家と真逆の考えですね。。。 l 消費税は上げる l 行き過ぎた規制緩和 l 官
格差反対などのスローガンを抱えたデモが先進各国に拡大しています。その多くが、グローバリズムへの反対を口にしており、例えば日本では現在大きなヤマ場を迎えているTPPへの反対論などが入っているようです。 そもそも、今回の一連のデモ自体が純粋にアメリカの若者による着想とは言えず、カナダ経由でヨーロッパ発の「オルタ・グローバリズム」が入ってきたものとも言えるわけで、まあ、カルチャー的にはそういう「ノリ」になるのでしょう。 ただ、日本の場合はどうなのでしょう? 例えば若者の格差問題を解決する際の「敵」というのは、現時点では、グローバリズムなのでしょうか? 私はどうも違うように思うのです。世界各国と比較すれば、まだまだ優秀な人材、つまり分厚い知的労働層を抱えていながら、国際競争力を守れないのは、日本の場合は、国内志向の強い老人支配に責任があるのではないかと思うのです。 例えば、エレクトロニクス産業がい
2011年10月16日09:50 カテゴリ経済 真の格差はどこにあるか ウォール街に始まった「反格差デモ」は全世界に広がっている。日本でも200人ぐらいが集まって東電や経産省に向かってしょぼいデモをやったようだが、東電も経産省も所得格差とは何の関係もない。 先日の記事でも書いたことだが、アメリカで格差が拡大している最大の原因は、グローバル化である。製造業が新興国に拠点を移して労働需要が減り、労働人口が労働生産性の低いサービス業に移行したため、生産性に見合って賃金が低下しているのだ。これは限界生産性原理の予想することであり、実証的にも確かめられている。 もう一つの要因は、skill-biased technical change(SBTC)と呼ばれるものだ。コンピュータの普及によって生産性は飛躍的に上がったが、ITは知識労働と補完的で単純労働と代替的なので、生産要素にバイアスをもたらす。IT
すくらむ国家公務員一般労働組合(国公一般)の仲間のブログ★国公一般は正規でも非正規でも、ひとりでも入れるユニオンです。 「ラインで自動車の内装部品を接着剤でひたすら貼り付けてます。何のスキル習得にもならない。毎日、何千、何万と繰り返していると、自分は機械だと思えてくる」(33歳)、「将来どころか、半年先すら見えないのは怖い」(31歳)、「派遣期間を職歴と扱ってくれない。今までの俺の仕事は何だったんだ」(31歳)--週刊SPA!(10/14)の特集「もはや国民病『生きづらい』の正体~OECDの統計では日本人の『孤立度』は世界一」で、とりあげられている派遣労働者の声の一部です。 特集の中の「データで見る“生きづらい国”ニッポン」では、2002年から30代のうつ病増加や将来への不安要素の増大による自殺者増とともに、職場の人間関係が次第に殺伐としていく様が如実にあらわれているデータとして、「産業人
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