東日本大震災から11日で2年を迎えるが、3日は約3千人の犠牲者を出した昭和三陸津波から80年の節目でもある。三陸地方では「津波石」と呼ばれる巨石が大津波で繰り返し打ち上げられてきた。被災の記憶を伝えようと保存の動きがある一方で、復興を優先するため撤去せざるを得ない現実もある。「物言わぬ津波の証人」の行方を追った。(草下健夫) 岩手県大船渡市の三陸町吉浜。民家が立ち並ぶ高台から沿岸部に下りると、津波で荒れ果てた農地が広がる。崩れ落ちた道路脇には、高さ2メートルを超える石がむき出しになっている。 「昭和八年三月三日ノ津波ニ際シ打上ゲラレタルモノ」。昭和三陸津波で運ばれた津波石だ。海岸からの移動距離は約200メートル、重さは約30トン。津波の脅威を記す文字が丁寧に彫り込まれている。 「子供の頃、よじ登ってよく遊んだものです」 地元の●木沢(はのきざわ)正雄さん(83)は、石をなでながら話す。教訓
NHKは20日、気象庁が3月7日から新たな津波警報の運用を始めることに伴い、津波情報や避難の呼び掛けを伝えるテレビ画面を分かりやすい表現に改めると発表した。画面右上で、子供や外国人向けに「すぐ にげて!」と平仮名で表示するなど、短い表現を使い、見やすさや分かりやすさを重視した。 NHKによると、平仮名表示は、多くの子供が在宅していると予想される平日午後などの警報発令時の使用を想定。避難を呼び掛ける画面上の白抜き文字は、大津波警報時は紫色、津波警報時は赤い枠でそれぞれ囲む。 3~10分以内の津波到達が予想される場合は「すぐ来る」といった短い表現を使用。ワンセグ視聴者を考慮し、画面上の文字をこれまでより大きく表示するなど工夫する。 一方、「東日本大震災を思い出してください」などと避難を呼び掛けるアナウンサーの口調を強い表現に改めたことについては、当面継続することを決定。昨年12月の三陸沖地震で
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(わずか1年半前の大地震を私たちは忘れてしまっていませんでしたか) 東北、関東の皆様、本当に恐ろしかったでしょう。心からお見舞い申し上げます。 2012年12月7日午後5時18分頃、三陸沖を震源とする強い地震があり、宮城県栗原市や盛岡市、青森県八戸市などで震度5弱を観測したとのことです。各地に津波警報・注意報が出て、沿岸の自治体は避難指示や避難勧告を出し、計2万5000人以上が避難し、現に、宮城県石巻市で1メートルの津波を観測されたそうです。 この地震で、男女11人が背骨を折るなどの重軽傷を負われ、岩手県で男性が行方不明になっています。まだ、被害に遭われた方は増えると思われます。 今日の地震はマグニチュードは7・3と推定されていますが、これは、6434人の犠牲が出た阪神大震災(平成7年)と同じ規模のエネルギーを持っていたのです。しかも、気象庁によるとなんとこれが、20か月も前の東日本大震災
宮城県気仙沼市の海岸で、約6千年間に6回の巨大津波が押し寄せたとみられる痕跡を北海道大の平川一臣特任教授(自然地理学)らが発見した。三陸地方に平均約1千年間隔で巨大津波が襲来していた可能性を示すもので、国が進めている地震・津波想定の見直しに影響を与えそうだ。 東日本大震災の津波を調査中の4月下旬、大谷海岸(気仙沼市)付近の崖の地層で、津波で運ばれて堆積した砂や石の層を6層見つけた。崖は高さ約3メートルで、中小規模の津波が乗り越えたとは考えにくく、巨大津波の痕跡と断定した。 最下層の直上には約5400年前の十和田噴火とみられる火山灰があり、層の間隔や堆積物に含まれる土器片の様式などから、上から順に慶長三陸地震(1611年)、貞観(じょうがん)地震(869年)、約2千年前、約3千年前、約4千年前、5千~6千年前の津波の可能性が高いとみている。 東北地方の太平洋側で、縄文時代にさかのぼる過去6千
宮城県気仙沼市の海岸で、巨大津波が過去約6000年間に三陸地方を6回襲来していたとみられる痕跡を、北海道大の平川一臣(かずおみ)・特任教授(地形学)らが発見した。 三陸地方の太平洋沖合では、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の巨大地震が1000年に1回の頻度で繰り返し起きていた可能性を示すもので、国や自治体の防災計画の見直しに役立ちそうだ。 津波は海砂や大きな石、貝殻などを運び、これらが陸地に堆積する。平川特任教授らは今年4~5月に、気仙沼市大谷海岸の崖で、過去約6000年分の地層について津波堆積物の有無を調べた。崖は標高約3メートルの位置にあり、数メートルの津波では堆積物は生じないという。 その結果、津波堆積物は6層見つかった。約5400年前に降り積もった火山灰などをもとに年代を推定したところ、古い方から、約5500~約6000年前の津波▽約4000年前▽約3000年前▽約20
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